自浄能力ゼロ～ 土佐電鉄・暴力団問題

　元暴力団組長の写真やその子分である山口組トッブ、ナンバー２の名前を出して、株主に対応した問題。
　土佐電鉄の報告書は、社長、会長の二人に話を聞いただけ。「元組長から会社を頼まれた」という証人としてＮ岡県議がその場に招きいれた人物(映像)、そして社長に写真や名刺をわたした(報告書)としている不動産会社の人物にすら話を聞いていない。何も裏をとって調査していない。

　誰がそうした対応を仕組んだのか、元組長に頼まれた事実があるのか、どこで写真・名刺を手に入れたのか、。葬儀に参加した際に、山口組トッブ、ナンバー２とかかわったのか、なまったく不明。

　　問題は県議会。真相究明の決議をあげ、補助金を凍結している。
　まず、土佐電鉄に、議会に報告させて、報告書の問題点を徹底的に洗い出し、検証するのは最低限の役割。
　
県警や県職員から同社には天下りしており、行政まかせでない対応が必要。
が、議長を出している自民党県議団の対応が極めて鈍い。

　民間企業でも道義的責任で辞任している。県会議員のモラル、責任はそれ以下なのか・・・

　　こんなことを許していては、モラルハザードがひろがり、暴排運動の県民の協力が失われ、そして高知のイメージがダウンし「産業振興計画」の足かせとなるだけ。