早産防止へ細菌検査実施へ 9月議会の質問実る
増加している早産の防止へ、高知県が来年度、全妊婦を対象に膣内の細菌感染の有無を調べる検査を導入する方針を固めた、ことが地元紙に報道されている。
9月県議会で、病院と自治体を結んだ妊産婦のケアのネットワーク構築、そのための県の体制強化。早産防止として細菌検査、歯周病予防の徹底を提案していた。以下、関連部分の質問と答弁。
◆塚地佐智
今後の早産の予防問題につきましてお伺いをさせていただきます。
早産の危険因子というものが数々ありまして、県としても今取り組みが進められているところですけれども、熊本県では、絨毛膜羊膜炎対策と歯周病対策の二つの対策が妊婦にとって大変効果がある、と言われていまして、取り組みが進めれるようになっております。本県でも、子宮頸管長の測定という妊婦検診の充実が図られることになりましたけれど、その検診の充実とあわせまして、今回の熊本県でも取り組まれている歯周病対策、絨毛膜羊膜炎の検査というものが取り入れられるような検診の充実を望まれていると思いますがその点はいかがでしょうか。
■健康政策部長
熊本県の取り組みはまずモデル事業をやりまして、そこの実績をもとに県下全域で拡大するという取り組みだと聞いておりまして、今後もぜひ注目していきたいと考えております。本県でも早産の兆候を検査するための子宮頸管長の測定ということに新たに取り組んできておりますし、また、細菌検査を実施するという方向で専門家の周産期医療協議会の先生方のご意見もいただいた上で、是非取り組んでいきたいと考えておりますので、そういう点でも熊本の取り組みを参考にしてやっていきたいと思っております。
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