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領土問題の打開~元外務省条約局長と志位委員長の共通認識

 毎日コラム「風知草」。元外務省条約局長と志位委員長が、ともに政府見解を変更し、「領土問題は存在する」という立場の必要性をとりあげている。「対話と発信を怠れば、相手の心を冷やし、ますます泥沼にはまるという危機感」が共有していると・・・
 また、元外務省条約局長が国会論戦で唯一「負けた」と思ったのが志位質問というエピソードも紹介している。
【風知草:戦略的譲歩を探る=山田孝男 毎日10/1】

 人民網 “「領土問題を認め対話を」 日本国内にも理性的な声 9/29”
 ・・・でも志位提言が取り上げられていた。

また「中央日報」は・・・
 【「侵略者の日本がまず反省すべき」…日本知識人1300人が声明 9/29”

 こういう動き・・・日本では、報道されない(産経が「反日」という視点で触れているが・・・)。

【風知草:戦略的譲歩を探る=山田孝男 毎日10/1】

 これだけ紛糾しても「尖閣諸島に領土問題は存在しない」というのが日本政府の公式見解である。不屈は美徳だが、マンネリは毒だ。これだけの事態を迎えて「問題なし」ですむか。中立国が共感するか。
 疑問が広がるなか、政府見解の変更を求めている論客2人の話を聞いた。共産党の志位和夫委員長(58)と、東郷和彦・京都産業大教授(67)=元外務省条約局長=である。
 志位は9月20日、官房長官を訪ね、尖閣問題に関する提言を手渡した。この文書は中国の暴力的対日批判をたしなめ、領有権が日本に帰属する理由を列挙している。領有権をめぐる記述は一昨年の党見解が基本。今回は「日本が立場を改めて紛争の存在を認め、外交交渉で領有の正当性を主張せよ」と迫ったところがポイントだ。
 同夜、志位はインターネット動画サイト「ニコニコ動画」の特番「まるごと紹介! 一気に見せます共産党!」に出演して領土問題を発信。21日には程永華駐日中国大使を訪ねて持論を伝え、香港のテレビ局のインタビューにも応じた。
 一方、東郷。この人はロシアの専門家だけに、同じ問題意識を「グロムイコの屈辱」と表現して秀逸だ。アンドレイ・グロムイコ(1909〜89)は冷戦時代のソ連外相。国連安保理で拒否権を連発、「ミスター・ニエット(ノー)」の異名を取った。日ソ外相会談で「北方領土問題は存在しない」と突っ張り続けた。「いま武力衝突の可能性さえあるのに、中国に『グロムイコの屈辱』を味わわせるべきではない。率直に話し合う必要がある」と東郷。
 志位、東郷の立論の詳細は機関紙や著作に譲る。強いて言えば、日清戦争の評価や自衛隊観は違うが、国際法上、尖閣諸島が日本に帰属するという論証の基本は同じ。国際法が味方と高をくくって対話と発信を怠れば、相手の心を冷やし、ますます泥沼にはまるという危機感も共有している。
 東郷は第二次大戦敗戦時の東郷茂徳外相の孫。父・文彦は元駐米大使。和彦と志位はこんな因縁がある。99年3月、周辺事態法案の国会審議で志位が東郷条約局長を攻めた。
 「自衛隊による米軍後方地域支援はジュネーブ条約(戦時国際法)追加議定書52条の保護対象か、軍事目標か」
 東郷は即答できず、後刻「自衛隊の艦船、航空機は軍事目標になる」と認めた。
 「東郷さん覚えてるかな。最後はキチンと答弁したからボクは好感を持った。印象深い論戦でした」と志位。東郷に聞くと身を乗り出して答えた。「いやー、覚えてますよォ。ボクは国会論戦で『負けた』と思ったのはあの時だけです」
 代々木と霞が関。立場は違うが、ともに百戦錬磨の安保論客が、今は尖閣で政府に戦略的譲歩を提案している。政府は国有化の閣議決定(9月11日)以来、対外発信を増やしたが、「領土問題は存在しない」という看板は下ろしていない。
 尖閣は、国際法と歴史認識問題、中国の海洋権益拡大志向と指導部内の抗争、日米同盟のきしみ、日本の政治事情が複雑に絡み合う超難問だ。
 難問を解く上で、情報や分析にも増して重要な基本は日本国民の覚悟だろう。引き続き暴力を戒め、発信力を高め、日本の自立自存が脅かされれば実力をもって自衛する。その覚悟に基づいてマンネリを脱し、解決を探りたいものだ。(敬称略)

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