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低空飛行訓練 県の抗議を米軍に伝えず 防衛省

 塩川てつや議員が入手した「米軍機低空飛行/防衛省から全国の苦情受付状況表」については以前紹介した。
 02-12年5月まで、全国で1538回、うち群馬が1020回。高知県は3回となっている。

 が、県は低空飛行訓練の目撃情報があった都度、防衛省に実態を伝えており、昨年1年間でも37回となっている。
 なぜ、そうなるか。防衛省は「米軍機ではないか。確認してくれ」と自治体から要請のあったときのみ米軍に確認をとっており、米軍に確認してない目撃報告・中止要請は「苦情受付」数にカウントしてない、というセコイやり方をしている。誰の立場にたっているのか・・
 昨日の党国会議員団の調査団と県副知事との意見交換の中で判明したこと。
【オスプレイ 大変危惧 高知 共産党闘争本部に副知事 赤旗10/27】

【オスプレイ 大変危惧 高知 共産党闘争本部に副知事 赤旗10/27】  日本共産党オスプレイ配備反対闘争本部は26日、高知県庁を訪れ、低空飛行の実態やオスプレイ配備について岩城孝章副知事と懇談しました。井上哲士参院議員、塩川鉄也衆院議員、仁比聡平前参院議員、笹岡優・国会議員団四国ブロック事務所長(衆院四国ブロック比例予定候補)が参加。春名なおあき衆院高知1区予定候補、岡田よしひで同2区予定候補、塚地さち高知県議らが同席しました。

 岩城副知事は、低空飛行中止を繰り返し求めてきたと述べ、「大変危ぐしている。県民の命が騒音などで害されたり、再び万が一のことがあったりしてはならない」と強調。オスプレイ配備について「“どこを飛ぶかわからない”では日米合意の順守もチェックできない。飛行ルート・計画を明らかにするよう関係機関とも連携して求めていきたい」と述べました。

 ◆聞き取り調査に「耳元に滑走路があるよう」

 米軍機の低空飛行訓練が頻繁に目撃されている徳島県三好市祖谷と高知県の嶺北地域(大豊町、本山町、土佐町、大川村)に入り、関係自治体などから目撃情報などの聞き取りをおこなった。

 本山町では、11年に飛来回数49回(飛来機数65機)、12年にも飛来回数22回(飛来機数23機)の低空飛行が確認されている。本山町の総務課長は、「1980年代後半からごう音をあげ嶺北地域の上空を飛び回るようになった」と指摘。「早明浦ダム(土佐町)に米軍機が墜落するという事故があり、日米両政府にたびたび訓練の中止を求めているが、いまだに行われている」と憤りました。

 米軍機の低空飛行が今年度もすでに9件の目撃件数がある大豊町の担当職員は、調査団に「オスプレイの訓練は言語道断だ」と語った。

 本山町立保育所に勤務する女性は、「ごう音に子どもたちがパニックになり、おとなに抱きつく子や外に飛び出す子もいます。まるで耳元に滑走路がある感じがします。危険なオスプレイの飛行は絶対だめ」と話した。

 また、祖谷地区に住む男性は、「山の上から急降下したり、2機が追いかけるように飛ぶこともある」と証言。祖谷地区で民宿を経営する男性も「裏の山から飛び出てきて、向こうの山に突き当たるようにしてカーブする」と語った。

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