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原子力規制委の記者会見 「原発ゼロ」の赤旗は出席ダメ 

原子力規制委員会が毎週1回開く委員会終了後の記者会見の取材について「特定の主義主張を持つ機関の機関紙はご遠慮いただく」などとして、「しんぶん赤旗」を排除。「政党の機関紙の記者が会見に出ると政治的独立性が危うくなる」つて意味不明。フリーランスの記者についても一般紙などに記事を提供するフリー記者として、「特定の主義主張を持って書かれている方」を排除するとのこと。
 官邸前デモなど長く無視してきた報道機関、「安全神話」づくりに協力してきたメデイァは特定の立場でないのでOK。厳しい質問をする記者は排除。記者クラブと一緒になり、新たな「原発安全神話」をつくろうとするもの。「原子力報道規制委員会」に改称すべき。
【「特定の主義主張 ご遠慮いただく」原子力規制委が取材規制 9/26】
【原子力規制委、「赤旗」記者の会見出席認めず 朝日9/26】

 そもそも、国民主権にもとづき、自らの願いを実現するために政策をかかげ、賛同者をつのり活動する自主的団体である。政党を排除するとは、「国民を排除」するということ。原子力行政の本質がよくあらわれている。
 

【「特定の主義主張 ご遠慮いただく」原子力規制委が取材規制 9/26】

 原子力規制委員会が毎週1回開く委員会終了後の記者会見について、同委員会の実務を担当する原子力規制庁の広報担当者は「特定の主義主張を持つ機関の機関紙はご遠慮いただく」などとして、「しんぶん赤旗」を排除する方針を25日、明らかにしました。さらにフリーランスの記者についても「どういった雑誌に、どういった記事を書いているかを見て、特定の主義主張を持って書かれている方はご遠慮いただいています」と、憲法が禁止する検閲まがいの対応をしていることも明言しました。
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は19日の第1回委員会で、「地に落ちた原子力安全行政に対する信頼を回復する」ため「透明性を確保する」と述べ、「報道機関への発表を積極的に行うことで、委員会としてのメッセージを分かりやすく伝える」とする方針も決めていました。委員会で決めた「報道の体制について」では「報道機関を既存官庁よりも広く捉え、報道を事業として行う団体や個人を対象にする」とまで明記していました。
 これまで、内閣府原子力安全委員会後の委員長らの記者会見で、こうした対応はされていませんでした。


【原子力規制委、「赤旗」記者の会見出席認めず 朝日9/26】

 今月発足した原子力規制委員会が、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」記者の記者会見への出席を認めない方針を決めていたことがわかった。26日の田中俊一委員長の会見に赤旗記者は出席できなかった。赤旗は同日、規制委に方針撤回を求める抗議文を渡した。
 事務局の原子力規制庁は、朝日新聞の取材に「政党機関紙は一般の報道機関とは異なる。出席をご遠慮いただいた」と説明している。規制委と規制庁は19日の発足に合わせ、「透明性の確保」を運営方針とする一方、会見に参加できる報道機関を、一般紙や放送局などの記者、こうした媒体に記事を提供するフリー記者などに限るという内規を定めていた。
 赤旗によると、前身組織のひとつ原子力安全・保安院の会見や、その他の省庁の会見にはおおむね出席できていたという。同紙の栗田敏夫社会部長は「出席拒否は、情報を公開し、原子力行政への信頼を回復する規制委の使命に反している」と話した。

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