「ドクターヘリの安全確保を」が低空飛行訓練止める
米軍低空飛行ルートの1つオレンジルート直下にある嶺北地域の低空飛行訓練が現在止まっている。
今年、1月19日、年末から頻発して訓練に対し、知事名で、外務省と防衛省に対し中止を要請したが、その理由の柱が、防災ヘリ、ドクターヘリの航行の安全確保。
昨年11月の同地域での消防防災ヘリを使った訓練と同時刻に3機の米軍機が超低空で飛来したことが発端。「中止」を求める新たな理由として、認識を新たにした事件。
高知県の「ドクターヘリ」の出動件数はこの1年で375件。嶺北地域で40回以上。
中山間地の多い高知では、防災ヘリ、ドクターヘリの活動を円滑に行うため279箇所の離発着適地をリストアップしている。
平和委員会の交渉では、事前のヘリを使った訓練は「米軍に連絡する」とのことだったが、ドクターヘリの安全をどう確保するのか、という追及には、明確な答えはなかった。
が、その後、低空飛行訓練は止まっている。
共同通信2/21の記事によれば、ドクターヘリの運用は、27道府県、32機(2月現在)。年間出動回数は1万件。そして、今年は、秋田県、三重県でも運航開始。府県間で協力する地域も多く、実質的にカバーされていないのは東京や北陸3県(富山、石川、福井)などわずか、とのことだ。
【全国カバーも視野に 普及進むドクターヘリ 初の年間1万件出動へ 共同2/21】
オスプレイの配備は、低空飛行訓練を増加させる。(墜落の危険は当然高まる。高知県では土佐湾沖、早明浦ダムに二度墜落。愛媛の伊方原発とわずか1キロのところにも墜落)
ドクターヘリの安全確保、救急医療を守れ…というのは、立場を超えて、賛同を広げる説得力があると思うのだが・・・
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