世界的に進む原発見直し 際立つ高コスト
ワールドウォッチジャパンのメルマガ「世界的に原発の見直しが進む」(6/1、6/8)より。
福島事故を受けて、欧州などで期限を切った原発ゼロや依存度引き下げが決定されているが、IAEAによれば、建設中62基だが、発電開始予定が明確なのは15基(多くは頓挫している)。建設費が3倍に増大したフランスの原発などコスト高騰が続く原発に未来がないことを示している。それはコスト低下している風力発電や太陽光発電と対照的である。また、米国立研究所は、最悪の事故の被害総額は7000億ドル以上(約56兆円)との試算を紹介し、原発のコストは他の電源のコストとの比較にはならない。“純民間ベースでは原発は「無理」なのである。”と指摘している。
【世界的に原発の見直しが進む(その2の1)6/1】
【世界的に原発の見直しが進む(その2の2) 6/8】
・稼動中の原発は、435基。既存の原発の稼動年数は、平均27年。180基近くは稼動30年以上である。
・この原発が新設に置き換わることは、巨額の資金を要し、コスト増が続く中で、大規模に展開されることはなく、世界の原子力発電が縮小の方向にあると判断することは妥当であろう。
としいる。
・“選択すべきは「安全な」風力・太陽・地熱である。中国、アメリカ、インド、ロシア、日本などに期待が寄せられる「電源転換」である。”
電力料金は、この事故被害への対策、数十兆円規模の資金対策をいれなくてはならない。
ところで、自公民で、原発を60年まで動かすことができるようにすることで合意したとのこと。
他の国が、福島から学んでいるのに・・・日本の現と前政府は、何も学んでない。
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Comments
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それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。 (私の父は、玉砕した)。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、
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Posted by: noga | June 14, 2012 03:43 PM
日本語には、時制がない。だから、日本語は、現実を表すための言語である。
日本語は、実況放送・現状報告のための言語であるといえる。
理想は、非現実の内容である。
現実を表す言語を使って非現実の内容を示すことは難しい。
現実構文の中の非現実の内容は、すなわち真っ赤なウソになる。
つまり、話にうつつ (現・現実) を抜かしたことになるのである。
だから、日本人は、非現実を述べることもなければ、考えることもしない。
すなわち、無哲学・能天気の状態になっているのである。
日本語を使って非現実を伝えようとすると、悪意はなくとも、すくなくとも絵空事にはなる。これは、漫画の世界である。
理想にはならずして、空想になる。だから、日本人は、なかなか真面目な態度にはなれない。
理想は常に想定外になる。
金は手段か、目的か。
理想が目的にならないならば、金はその手段にはなりえない。
我が国においては、金は限りなく究極の目的に近い。
これは、人生の間違いである。政治の間違いにもなっている。
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Posted by: noga | July 24, 2012 04:47 PM