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浮足立った強硬路線も国を滅ぼす 産経コラム

 産経のコラム・・・石原知事が尖閣諸島購入を発言した時、「私は心の中で拍手喝采した」が、「今、大きな違和感を抱いている」。
①国の役割を飛び越えて、一自治体の長が議会にもはからず、「国政を左右することが果たして許されるのか。」②「国益」という名の同調圧力。「威勢のいいことが勇気と混同され、冷静で慎重な意見を持つ人は臆病者と罵られ」る・・・ 「まず歴史に学べ。地に足つけよ」「浮足立った強硬路線も国を滅ぼす。」と・・・
 関連して,興味深いのは中国に関するJB2プレスの記事。
【笹幸恵 浮足立った強硬路線 産経[40×40]5/31】
【領土問題に疲れてきた中国国民 JBプレス】

 4月末からの中国とフィリピンとの領土問題をめぐる対峙。サイトには強硬論が高まった・・・が

 “5月半ばを過ぎると、中国では紙媒体を中心に「冷静な判断」を呼びかけるメッセージが繰り返された。そこには、昨今の中国の強硬姿勢と暴走を危惧する、中国人による中国への牽制が読み取れた。”
 “一触即発の状況に至った黄岩島事件だが、結局、「バスケットボール外交」で収束を見せるかのようだ。中国の元NBA(米プロバスケット)バスケ選手、姚明(ヤオ・ミン)氏率いる中国のプロバスケチームをフィリピンに訪問させようとすることで、「手打ち」ムードが広がったのである。”
 “緊張感が高まった黄岩島事件は、バスケ外交でフェードアウト。報道でも、にわかにヤオ・ミン氏の笑顔とともに「平和外交」の4文字が強調されるようになった。”
 “中国政府は、海洋戦略のあり方について多くの有識者に議論させ、「やりすぎはよくない」と言わせることで、うまく幕引きを図ったとも言える。”とのこと・・・

 「ナショナリズム」は火がつくと手がつけられなくなる・・・ どこの国もその距離感に苦労している気がする。対立を紛争にさせない・・・メンツを立てつつ、実利を獲得する・・という知恵が試されているのが外交の場と思う。
  

【笹幸恵 浮足立った強硬路線 産経[40×40]5/31】

 石原慎太郎都知事が尖閣諸島を購入すると発言したとき、私は心の中で拍手喝采した。中国漁船衝突事件で見せたわが国のヘタレ外交に、活を入れてくれたと思ったからだ。読者諸兄も快哉(かいさい)を叫んだことだろう。それが証拠に、すでに購入のための寄付金は9億円を超えている(5月末現在)。

 しかし今、私はこの件について大きな違和感を抱いている。
 一つは、石原都知事が「尖閣諸島は東京都が守る」「国がやらないなら自分たちがやる」と発言したことと関連する。発言自体は威勢がいいし、カッコイイ。しかし、そもそも国境を形成する重要な島だ。東京都ではなく、国が守っていくのが道理ではないか。それを飛び越えて一自治体が、いや正確には一知事が、議会に諮ってもいないのに地権者との個人的な話し合いによって何事かを決め、国政を左右することが果たして許されるのか。
 国がやらないという怒りは十分に理解するが、それなら国が動くよう働きかけるのが筋だろう。今回の都知事の言動の目的が、こうした働きかけにあるならば称賛に値する。これで目が覚めた政治家も少なくないと思うからだ。しかしそれを越えてしまえば、もはや議会制民主主義など成り立たなくなるリスクをはらむ。

もう一つは寄付である。寄付しないのは愛国心が足りないとか、寄付は日本人としての義務だなどという人まで現れてきた。開いた口がふさがらない。最近、「国のため」とか「これが国益」などといえば、こぞって皆が同じ方向に向くような気がしてならない。それが非常に危険であることは、歴史を見れば明らかだ。かつて軍部が満州で拡大路線に走った裏には、国民の圧倒的支持があった。だからこそ政府は追認せざるを得なかった。威勢のいいことが勇気と混同され、冷静で慎重な意見を持つ人は臆病者と罵られ、非国民の烙印(らくいん)を押された。その同調圧力の先に何があったか。
 まず歴史に学べ。地に足つけよ。弱腰外交は言うまでもないが、浮足立った強硬路線も国を滅ぼす。(ジャーナリスト)

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

日本民族の資質:下働きとしては優秀、政治指導者としては愚鈍

下の者は、現世に埋没している。「世の中は、、、、」の発想法に甘んじている。
忍耐と努力が必要である。不自由を常と思えば不足なしか。各国から賞賛されている。

上の者には、哲学がない。あるべき姿の内容を脳裏に蓄えることができないでいる。
我々の遠い未来に行き着く場所を示していない。だから、非現実の世界を基準にたてて現実を批判することは難しい。
「そんなこと言っても駄目だぞ。現実はそうなってはいない」と言い返されて終わりになる。やはり、現世埋没型である。
現在構文ばかりの言語で、非現実を語れば、それはこの世のウソとなる。
「現実を無視してはいけない」「現実を否定することはできない」などという精神的な圧迫がかかっている。

上の者には、自己の現実対応策 (成案) に説得力を持たせる意思が必要である。
自己の意思を示せば当事者になる。示さなければ傍観者にとどまる。
だが、意思は未来時制の内容であり、日本語には時制はない。
我が国は、世界にあって世界に属さず。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

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