「助けて」1日2万件 無料相談ダイヤル、パンク寸前
国の補助金で3月にスタートした無料相談ダイヤル。全国38の支援拠点で計30回線(深夜10回線)で対応。1回線に2名の相談員がつく。開設2か月あまりで相談が殺到、パンク寸前とのこと。電話2万件に対し、つながるのは1200件。貧困・失業などの相談67%、自殺が20%、DV6%など・・・ 高知もそうだが、全国で支援活動をしている団体などが対応している。
生活保護以下の生活水準で、保護をうけているのは約2割程度。セーフティネットが機能していない実態のあらわれである。
【「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない…読売 5/31】
【「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない…読売 5/31】東日本大震災後の社会不安の高まりを受けて、国の補助金で3月にスタートした無料相談ダイヤルに電話が殺到し、開設2か月あまりでパンク寸前となっている。
「死にたい」「5日間何も食べていない」など深刻な悩みも多く、厳しい世相を反映している。
一般社団法人「社会的包摂サポートセンター」(本部・東京)が行う24時間対応の「よりそいホットライン」。貧困、失業、いじめなどあらゆる悩みを1か所で受け止めるワンストップ型の支援が好評で、1日約2万件の電話に対し、つながるのは1200件程度だ。
全国38か所の支援拠点で、午前10時~午後10時は計30回線、深夜・早朝も計10回線を用意。1回線に2人の相談員がつき、計約1200人が交代で対応する。活動に協力する各地の弁護士などが必要に応じて助言。命に関わる場合には、福祉団体などの支援員が相談者のもとへ駆けつける。
インターネット上の口コミなどで存在が周知され、今では平均20回かけてやっと通じる状態だ。
相談の7割は生活上の悩みで、30~50歳代からの電話が多い。「失業して家を失った」「生きていてもしょうがない」「誰かと話がしたかった」など、貧困や孤独を訴える声が目立つ。
失業して生活保護を申請中という30歳代の男性は、「所持金が底をつき、何日も食べていない」と助けを求めてきた。衰弱した様子で、「命に関わる」と判断した相談員は、支援員に連絡して食料を届けた。「どこに相談しても、誰も助けてくれなかった」と、男性から感謝された。
« 最低賃金の引き上げは経済再生の第一歩 労働総研 | Main | 仁淀川上流(愛媛側)に「産廃施設」計画 放射能汚染瓦礫も?! »
「反貧困」カテゴリの記事
- 「新しい生活困難層」 正規雇用に「内付け」された日本型生活保障の崩壊と改革展望(2024.04.25)
- 広がる女性のひきこもり・孤立をどう防ぐか ~ 「共事者」の視点を(2023.04.22)
- 生活保護 冬季加算「特別基準」(通常額の1.3倍) 高知市「抜かっていた」「速やかに実施」 (2022.12.28)
- 生活保護基準引き下げ違憲訴訟 横浜地裁で4例目の勝訴判決 ~国は控訴やめ、元にもどせ(2022.10.26)
- 政策メモ 22/7-8 格差貧困、気候・食糧・環境危機、平和(2022.08.28)
TrackBack
Listed below are links to weblogs that reference 「助けて」1日2万件 無料相談ダイヤル、パンク寸前:
» 「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない… 無料相談ダイヤルがパンク寸前 [【嫌】 ニュー速 【儲】]
1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/05/31(木) 15:11:39.95 ID:K1tD0lzA0 ?2BP(1000)「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない…http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120531-096302-1-... [Read More]
« 最低賃金の引き上げは経済再生の第一歩 労働総研 | Main | 仁淀川上流(愛媛側)に「産廃施設」計画 放射能汚染瓦礫も?! »
Comments