その差6倍 もう一つの「一票の格差」
選挙区の有権者数と議席数のアンバランスが「一票の格差」として違憲判決が出ている。
民意の反映という点では、小選挙区制による一票の格差も著しい。
09年の選挙について
比例代表の得票率(その比率での480議席の配分)、小選挙区含めた議席獲得率(実際の議席数)を並べると・・・
自民党 26.7(129) 24.8(119)
公明党 11.4( 55) 4.4( 21)
民主党 42.4(204) 64.2(308)
共産党 7.0( 34) 1.9( 9)
社民党 4.2( 21) 1.5( 7)
みんな 4.2( 21) 1.0( 5)
民主党と比較すると
・公明党は、1/4以上の得票。議席は、約1/15。
・共産党は、1/6の得票で、議席は1/34。
・みんなの党は、 1/10の得票、議席は1/60
という格差となっている。 (比例の得票も小選挙区の動向に影響されるという点をのぞいても)
どの政党(政策、アジェンダ)を選択するがで、6倍にもおよぶ「格差」がある。
一人一人の意思がどう反映するか ・・・そこが原点である。
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