F35高騰 足元見られる「属米」
各方面から「日本の防衛にあわない」と疑問を呈されているF35。それでも「忠義」を貫き、完成もしていないのに購入をきめたら一気に価格を倍以上に。足元見られた「ぼったくり」である。
防衛、安全保障を声高にいう勢力が、如何に何も考えてないか。自称「愛国」者もしかり。基準は「属米」と多国籍企業の利益確保というのがよくわかる。中国が商取引で、こんなことしたら、それこそマスコミあげて大騒動だろうに・・・ なにより使命を信じている24万の自衛隊員、多くの若者を足蹴にしている。
【「日本への売却総額8000億円」価格上昇のF35で米国防総省 産経5/4】
【「日本への売却総額8000億円」価格上昇のF35で米国防総省 産経5/4】【ワシントン=佐々木類】米国防総省は2日、量産体制の2年遅延が判明している最新鋭ステルス戦闘機F35について、日本が導入を予定している42機の売却額が計100億ドル(約8000億円)に上るとの見通しを議会に報告した。日本への売却額の総計を明らかにしたのは初めて。近く日本政府に通知する方針だが、日本側が文書で確約を求めている価格維持と納期の順守について、どこまで具体的に明記するかが焦点だ。
報告は国防総省の下部組織、国防安全保障協力局が行った。日本向けのF35Aには軍事衛星などと連携して即時に戦闘状況を把握できる電子機器が搭載され、売却額にはパイロットの訓練費も含まれるとした。単純計算だと、1機当たり2億3800万ドル(約190億円)となるが、焦点の単価については、「明らかにできない」(国防総省担当者)としている。
防衛省の資料によると、日本政府は1機当たりの機体単価は89億円として、昨年12月にF35の導入を内定した。しかし、最新の2013会計年度予算教書によると、1機当たり約1億4700万ドル(約117億円)に上り、防衛省が購入価格の根拠としている12会計年度予算教書の見積額約1億700万ドルより約37%も価格が上昇している。
日本への売却額は手数料などを加算するほか、米側が価格変更しても日本側が違反に問えない有償援助(FMS)のため、米軍の購入価格より高値となるのは必至だ。
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