高知市庁舎建設 利便性と危機管理
高知市の庁舎建設・・・ 南海トラフ巨大地震検討会の結果もまたず、専門家の意見も聴くことなくさっさと現位置での建替えをきめたことへの疑問を以前に触れた。
市は、利便性、ワンストップサービスを理由にしているが… 少し検討してみたい。
①ワンストップサービスだが、市の説明は、各窓口が1つの建物にある、という意味で使っているように思う。しかし、今やICT技術の向上で、「総合窓口」により、文字通りワンストップサービスで対応する取組みが進められている。その観点も踏まえ・・次ぎに
②利便性で言えば、本庁と窓口が同一場所にある必要があるのか、という点もICT技術の向上のなせるわざである。合併自治体の過疎地などに、端末を置き、テレビ電話で顔をみながら専門的な相談に応じる「遠隔地相談窓口システムなど取組みも進んでいる。文字どおりのワンストップサービスシステムの実施とともに、利便性は格段にますのではないか。
「利便性より安全や危機管理を優先した」という下記の例もあるが・・・
【静岡・下田市役所を高台移転へ 25メートルの津波対策 朝日4/12】
情報技術革新は、長期浸水予想地域である中心街に市役所の本体部分がなくても「利便性」と統一することが可能ではないか、いうことである。
これにも様々課題はあるだろうが、なによりもよくよく検討することなく、「現位置ありき」で進んでいることである。
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