学力格差 「拡大している」4割 民間調査
新教育課程導入の状況をベネッセ教育開発研究センターの調査。「授業についていけない児童」増加26.3%、「児童間の学力格差」拡大40.1%、「教材研究・教材準備の時間が十分とれない」が約9割と、格差社会、貧困な教育予算の影響がうかがえる。
「新教育課程に関する校長・教員調査、保護者調査」2/15 ベネッセ
◇一月期の授業/「進度に遅れ」 国語41.5%、算数27.0%
・約半数が学校が国の標準授業時数より多い設定しているのに「遅れている」。
・「遅れ」の原因 「内容や教科書の分量が多い」(国語60.7%、算数57.6%)
「児童間の学力差が大きい」(算数71.2%、国語47.3%)
・「遅れ」の対策 「授業の速度を速める」「重点を置く単元を儲ける」など。
54.7%の学校が「長期休暇中の学習指導の実施」を予定
◇「授業についていけない児童」増加26.3%
「児童間の学力格差」 拡大40.1%。「疲れている児童」増加39.3%
◇「教材研究・教材準備の時間が十分とれない」 約9割(「とても」+「まあそう思う」)
思考力、判断力、表現力等の育成への不安を6-8割の教員が抱えている。
◇「小学校の学習量」 「今くらいがいい」 66.5%の保護者
「今より増やしたほうがよい」は28.6%
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