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世界は変わる 「中南米カリブ海諸国共同体」誕生

 軍事同盟から、地域平和の共同体へ、世界は大きく動いている。アメリカの裏庭と言われた地域で、新自由主義を拒否した左翼政権が次々誕生。今回、アメリカ抜きの33カ国3億8千人の共同体が誕生した。
「日米軍事同盟」だけで世界を見ていては、巨大な変化が見えなくなる。 
【中南米首脳、金融危機や環境で結束確認 宣言採択 朝日12/4】
【「中南米共同体」が誕生=域内33カ国、米国離れ象徴 時事12/3】
【中南米カリブ海諸国 共同体設立へ 赤旗12/4】

◆半世紀の間の巨大な変化  
解体・機能停止した主な軍事同盟(加盟国は1960年当時) 

【アメリカを盟主とした軍事同盟】
■東南アジア条約機構(SEATO)
・1955年発効。ベトナム侵略戦争での米国の敗北により存在意義を失い、1977年解散。 
・加盟国=米国、豪州、フランス、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、タイ、英国
■中央条約機構(CENTO)
・1955年発効。イラン革命後、イランとパキスタンが脱退し、1979年解散。
・加盟国=米国(オブザーバー)、英国、トルコ、パキスタン、イラン
■アンザス同盟(ANZUS)
・1952年発効。非核政策を打ち出したニュージーランドに対し、米国は1986年に条約上の義務を停止。
・加盟国=米国、豪州、ニュージーランド
■米州相互援助条約(リオ条約)
・1948年発効。2004年にメキシコが脱退、中南米諸国が米国を除く地域機構の創設に 動き出すなどする中で、事実上の機能停止に。
・加盟国=米国、ドミニカ、パナマ、コロンビア、ホンジェラス、エルサルバドル、ブラジル、ハイチ、パラグアイ、ウルグアイ、ベネズエラ、ニカラグア、メキシコ、コスタリカ、チリ、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、エクアドル、グアテマラ

【旧ソ連を盟主とした軍事同盟】
■ワルシャワ条約機構(WTO)
・1955年発効。ソ連・東欧の崩壊の過程で1991年解散。/加盟国=ソ連、ポーランド、チェコスロバキア、ブルガリア、東ドイツ、ハンガリー、ルーマニア、アルバニア)
■中ソ友好同盟相互条約
・1950年発効。中ソ対立で機能停止、1980年失効。/・加盟国=ソ連、中国

【平和の地域共同体】
◇東南アジア友好協力条約(TAC) 東南アジア、日本、中国、韓国、北朝鮮、中央アジア、豪州、EU、アメリカ、ブラジルなど世界人口の7割を占める59ヵ国が加盟。
◇中南米カリブ海諸国共同(2011年12月)  アメリカ、カナダのぞく3億8千万人。
◇アフリカ連合(02年)モロッコを除くアフリカの全ての独立国家が加盟。54ヶ国、8.5億人

【中南米首脳、金融危機や環境で結束確認 宣言採択 朝日12/4】

 中南米・カリブ海地域33カ国が新たに発足させた「中南米カリブ海諸国共同体」(CELAC)の首脳会議が3日、ベネズエラの首都カラカスで最終日を迎えた。世界金融危機への対応での協力や、環境など様々な分野での結束を確認する「カラカス宣言」を採択し、閉幕した。
 CELACは、「米国の裏庭」とよばれた中南米の国々にとって、初めて米国を抜き、キューバを入れて作った首脳会議の枠組み。ブラジルのルセフ大統領は3日、「我々が最も懸念すべきことは、経済、金融危機だ」と指摘し、「ラテンアメリカ諸国が経済成長を続けるためには、近隣諸国とより密接な関係を結ぶことが重要だ」と強調した。
 カラカス宣言は、独立200年を迎えるラテンアメリカの国々が、政治、経済、社会、文化の統合を目指し、経済格差を減らすため「南南協力」を進めるという目標を打ち出した。地域間の経済協力を深めることや、バイオ燃料など環境面で協力するなどの具体的な計画も示した。



【「中南米共同体」が誕生=域内33カ国、米国離れ象徴 時事12/3】

 【サンパウロ時事】メキシコ以南のすべての中南米諸国33カ国は2日、ベネズエラのカラカスで首脳会合を開き、33カ国でつくる「中南米カリブ海諸国共同体」(CELAC)を正式に発足させた。長らく「米国の裏庭」とやゆされた中南米で、米国を除く新たな地域機構が設立されたことで、米国の域内での求心力は一層低下しそうだ。
 米州には米国やカナダ、中南米の計35カ国が加盟する米州機構(OAS)があるが、米国の影響力が強大で、「中南米支配」の象徴とみられていた。中南米各国では反米左派政権が台頭し、経済発展などで自信を深める中、対米依存からの脱却を目指す新しい枠組みを求める声が強まっていた。

【中南米カリブ海諸国 共同体設立へ 赤旗12/4】

 【メキシコ市=菅原啓】中南米全33カ国が参加する新地域機構「中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)」設立のための首脳会議が2日、ベネズエラの首都カラカスで開幕しました。
 CELAC設立は昨年2月、メキシコでの首脳会議で合意されており、今回の会議の目的は、その目標や運営規則等を定めた基本文書を採択し、正式発足させることにあります。
 文書案は事前の外相会合でおおむね合意に達しており、首脳レベルで採択されるのはほぼ確実です。中南米を長年自らの「裏庭」とみなし、干渉を繰り返してきた米国の参加を排した地域機構の誕生は史上初めて。米国追随を拒否し、自主的な共同をはかろうというこの地域に広がる動きを改めて象徴するものです。
 開会式で、議長国ベネズエラのチャベス大統領は、大国による搾取や干渉を受けてきた中南米の歴史を振り返り、「もうたくさんだ。われわれは団結と独立、発展の礎石をこの地で築きつつある」と表明しました。
 メキシコのカルデロン大統領は、共同体は中南米の「団結の主軸」であり、「新しい米州(中南米)の種をまくもの」と強調。貧困削減や教育・医療の向上など問題を共同で解決していこうと呼びかけました。
 ニカラグアのオルテガ大統領は開会前の会見で、「モンロー宣言(米国が中南米を『勢力圏』視する考え)への死刑宣告だ」と指摘しました。


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» 新同盟誕生: 革命途上の中南米 [マスコミに載らない海外記事]
Eva Golinger 2011年12月8日 chavezcode.com 世界の多くが危機的状況にあり、ヨーロッパ中やアメリカ合州国で抗議行動が頻発する中、中南米とカリブ海諸国では、合意を形成し、社会的公正を進展させ、地域における積極的な協力を推進している。ベネズエラ、ボリビア、エクアドル、ニカラグア、ウルグアイ、... [Read More]

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