TPP ルール作りに参加? 既に大枠合意
「ルールづくりを主導せよ」という大手メディアの社説もあったが、米大統領が、既に大枠合意に達していることを表明。日本は、TPP首脳会合にもよばれない。あとは、「入りたかったら、要請に応えよ」と注文をつけられるだけ。当初から危惧されていたことだが…
【TPP参加9カ国「大枠合意」 米大統領表明 共同11/13】
【TPP、首相さっそく厳しい洗礼 加盟国会合招かれず 朝日11/12】
【TPP交渉入り、来春にも…全9か国と同意必要 読売11/12】
米大統領が歓迎? 当然でしょう。 主要産業で競争力を失ったアメリカが医薬品、保険・金融、農業など残る得意分野で輸出拡大に進めようとしているのだから・・・
まずは、大筋合意の内容を情報収集し、国民にあきらかにすべきだろう。
【TPP参加9カ国「大枠合意」 米大統領表明 共同11/13】【ホノルル共同】米国やオーストラリアを含む環太平洋連携協定(TPP)拡大交渉参加9カ国の首脳は12日午前(日本時間13日未明)、米ハワイのホノルルで会合を開いた。オバマ米大統領は9カ国が協定の「大枠合意」に達したと表明した。
TPPを基軸としたアジア太平洋経済協力会議(APEC)域内の経済統合の土台構築に向け前進した形だ。今後、早期妥結に向け交渉を加速させる。
日本も野田佳彦首相が交渉への参加方針を表明したが、交渉に加わるには全参加国の同意が必要。
【TPP、首相さっそく厳しい洗礼 加盟国会合招かれず 朝日11/12】オバマ米大統領が12日朝にホノルルで開く環太平洋経済連携協定(TPP)交渉9カ国の首脳会合に、野田佳彦首相が招待されない見通しであることが11日わかった。9カ国が積み上げた交渉の成果を大枠合意として演出する場に、交渉参加を表明したばかりの日本は場違いとの判断が背景にあるものとみられ、TPP交渉の厳しい「洗礼」を受ける形だ。
日本政府の一部には、野田首相がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議前に「交渉への参加」を表明すれば、TPP首脳会合にも招待される可能性があると期待があっただけに、落胆が広がっている。TPP交渉を担当する日本政府高官は「日本(の出席)は少し違うということだろう」と語り、現時点では、出席できない見通しであることを認めた。
昨年11月に横浜であったAPEC首脳会議の際にも、TPP関係国の首脳会合が開かれ、当時の菅直人首相がオブザーバーとして招かれ参加していた。
【TPP交渉入り、来春にも…全9か国と同意必要 読売11/12】野田首相は12、13日に米ハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や、12日のオバマ大統領との日米首脳会談で、TPP交渉への参加方針を対外的に表明する。
交渉入りには、米豪など9か国すべてと事前協議を行い、同意を得る必要がある。まずは事前協議の段階で日本の取り組み姿勢が問われそうだ。
日本の交渉入りの時期は、特に米国が速やかに認めるかどうかに左右される。米国は、政府が新たな国との通商交渉を始める場合、90日前までに連邦議会に通告して承認を得る手続きがあるためだ。また、通告前の米国政府と連邦議会の事前調整には、2~3か月かかる恐れもある。このため、実際の交渉開始は来年春頃になる見通しだ。
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