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教科書見ずに「選定」 八重山協議会

 「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を選定した八重山地区の採択地区協議会が、教科書を比較検討することもせず、会長が「見たと言えばよい」と発言していたことを沖縄タイムスが報道している。
 はじめに「結論ありき」というか、推進勢力の程度がわかる。
【八重山教科書:玉津氏「見たと言えばいい」 沖縄タイムス10/7】

【八重山教科書:玉津氏「見たと言えばいい」 沖縄タイムス10/7】 

【八重山】八重山地区の教科書問題で、中学公民で「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を選定した同採択地区協議会会長の玉津博克石垣市教育長が委員に対し「教科書を見なくても見たと言えばいい」と発言していたことが6日、沖縄タイムス社が入手した同会会議録で明らかになった。各社教科書を比較検討するはずの協議会で、内容についての審議はほとんどなかった。協議会のずさんな運営が明らかになったことで、石垣市、与那国町の両教育委員会による育鵬社版採択の正当性が問われる。(又吉嘉例)
 教科書を選定した8月23日の協議会会議録によると、公民教科書をめぐり議論が紛糾した際に、八重山地区PTA連合会の平良守弘会長が「(玉津)会長が前に『教科書を見なくても見たと言えばいい』と発言したことで、委員に誤解が生じている」と批判した。
 玉津会長はすぐさま「今の話は別です。発言ストップ」と遮った。
 複数の委員によると、問題発言は7月19日の協議会連絡会議であった。平良会長が「委員も歴史、公民(教科書)を全部読むことはできない」と調査員(現職教員)推薦を重視するよう主張したことに玉津会長が「見なくても」と応じた。
これについて、玉津会長は6日、本紙取材に「知らない」と具体的な釈明はなかった。
 会議録によると、各社教科書を比較検討した調査員報告について、与那国町の崎原用能教育長は「私のところに届いている抗議文が調査員の書いた文章にそっくりだ。公平な判断とは捉えられない」と疑問視した。他委員から「調査員に失礼だ」と同発言の撤回を求められる場面もあった。
 また崎原教育長は「先生は愛国心が戦争につながると騒いでいる。偏見と固定観念で教えられる子どもたちはかわいそう」と教員批判を展開した。
 玉津会長は今回、「協議会の責任と権限」で選ぶ方法を採用したが、複数の委員は教科書を読んでいなかったことも一連の騒動で判明している。
 会議録によると、公民教科書選定で実質的に発言したのは2教育委員だけだった。いずれも育鵬社版の評価について議論はほとんどなかったことが分かった。
 玉津会長は会議録の公開については「各委員に確認した上で決めたい」と述べた。

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