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日本の放射能規制値「理解できない」 ベラルーシ専門家

 政府などが暫定基準値以下で「安全宣言」しても、ほとんど効果がないのは、チェルノブイリ原発事故による被爆を防ぐためにベラルーシやウクライナが採用している基準値に比べ、日本のそれが異常に高いという情報がすでに知るところとなっているからであろう。
 そのベラルーシの専門家が来日し、記者会見した模様の動画と報道
【バベンコ ベルラド放射能安全研究所副所長 記者会見・動画】
【日本の規制値「理解できない」=ベラルーシの放射能専門家 時事10/12】
【日本の食品基準は甘すぎ ベラルーシ専門家が批判  スポニチ10/12】

 同研究所は、①放射能汚染の測定 ②国家による隠蔽を許さず、国民に事実を知らせること、を目的につくられたという。民間の研究所だが、設立時の一番の困難は、当時の政府の官僚主義とのたたかいだったと。
 記者会見で、規制値の問答は、1時間10分ころから・・・「甘すぎる」という発言は、「ベラルーシの基準」についての発言。また、子どもの実践的な放射能教育をすすめているも紹介された。
 

【日本の規制値「理解できない」=ベラルーシの放射能専門家 時事10/12】

 旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故による放射能の影響を調べているベラルーシの専門家ウラジーミル・バベンコ氏が12日、日本記者クラブ(東京都千代田区)で記者会見した。東京電力福島第1原発事故を受け、日本政府が設定した食品の暫定規制値が高過ぎるなどと指摘し、「日本の数値は驚きで、全く理解できない」と述べた。
 ベラルーシはウクライナの北隣に位置し、チェルノブイリ事故後、元原子力研究者らが「ベルラド放射能安全研究所」を設立。住民の被ばく量検査や放射能対策指導などをしており、バベンコ氏は副所長を務めている。
 バベンコ氏は、ベラルーシでは食品の基準値を細かく分類していることや、飲料水の放射性セシウムの基準値が1リットル当たり10ベクレル(日本は同200ベクレル)であることなどを紹介。「日本でも現実の生活に即した新しい基準値を設けられるはずだ」と語った。(2011/10/12-19:18)


【日本の食品基準は甘すぎ ベラルーシ専門家が批判  スポニチ10/12】

 チェルノブイリ原発事故後の住民対策に取り組んできたベラルーシの民間の研究機関、ベルラド放射能安全研究所のウラジーミル・バベンコ副所長が12日、東京都内で記者会見した。東京電力福島第1原発事故を受け、日本政府が設定した食品や飲料水の放射性物質の基準値が甘すぎ、「まったく理解できない」と批判、早急に「現実的」な値に見直すべきだと述べた。

 例えば、日本では飲料水1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は200ベクレル。一方、ベラルーシの基準値は10ベクレルで、20倍の差があるという。
 また、ベラルーシでは内部被ばくの影響を受けやすい子どもが摂取する食品は37ベクレルと厳しい基準値が定められているが、日本では乳製品を除く食品の暫定基準値は500ベクレルで、子どもに対する特別措置がないことも問題視。
 「37ベクレルでも子どもに与えるには高すぎる。ゼロに近づけるべきだ」と指摘した。
 さらに、人口密度が高い日本では広域の移住は困難だとし「対策を講じるには、まず土壌の汚染を測定する必要がある」と訴えた。
 副所長は著書「自分と子どもを放射能から守るには」の邦訳出版を機に来日。14日には福島市で講演する予定。

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