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原発に未来はない 東電OB蓮池透さん

 福島第一原発の保守管理者など30年以上にわたり東電につとてきた拉致被害者家族連絡会元副代表の蓮池透さんの講演会の報道。
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かもがわ出版からの新著「私が愛した東京電力」の紹介文には、執筆にいたる苦悩がしめされている。同氏は「使用済み核燃料問題で原発は自滅する」「フェードアウトするしかない」と言う。
【「原発の未来はない」 東電OB蓮池さん、京で講演 京都新聞10/15】
【「国は原発減らすべき」 蓮池さん、神戸で講演  神戸新聞10/17】

【「原発の未来はない」 東電OB蓮池さん、京で講演 京都新聞10/15】

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元副代表で、元東京電力社員の蓮池透さん(56)の講演会が15日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれた。福島第1原発での保守管理や、核廃棄物再処理などに携わった経験を語り、「原発の未来はない。フェードアウトさせながら新しいエネルギーを見つけるべき」と指摘した。
 蓮池さんは1977年に東電に入社。福島第1原発に通算で5年半勤務したほか、同社原子燃料サイクル部長などを務め、2年前に退職した。このほど刊行した「私が愛した東京電力」で、今回の原発事故の実態や社内の実情を解説している。
 蓮池さんは、管理を担当した3号機原子炉の構造を説明し、東電の情報公開や政府の対応の怠慢ぶりを批判。「メルトスルーした燃料を処理して廃炉にするには50年以上かかる」と指摘し、「使用済み燃料の受け入れ先もなく、トイレのないマンションのようなもので、新たな原発建設は絶対無理。問題を先送りせず、政府や電力会社は対応を考えるべきだ」と述べた。

【「国は原発減らすべき」 蓮池さん、神戸で講演  神戸新聞10/17】

 北朝鮮による拉致被害者家族で、元東京電力社員の蓮池透さんが16日、神戸市中央区の市立葺合文化センターで講演し「福島原発事故の後、自治体が核のごみを受け入れる可能性はなくなった。国は原発を減らす道に進むべきだ」と訴えた。
 市民グループ「市民社会フォーラム」が「脱原発の時代に向けて」をテーマに開いた。蓮池さんは東京電力原子燃料サイクル部長などを経て2009年に退社。福島第1原発で保守管理を担当した経験がある。
 講演では、原発について「私も安全と言い続けてきた」と吐露。一方、原子炉建屋の水素爆発は「考えたこともなかった」とし、想定外の事態だったと説明した。
 また、核廃棄物を出す原発をトイレのないマンションに例え「いずれ破綻する。いまだに原発の輸出を考えている国は現実を受け止めるべきだ」と話した。


以下は、かもがわ出版の同書の紹介

「原発は自滅する! 拉致問題で知られる蓮池透氏。実は、30年以上東京電力に勤め、一昨年の退社時は原子燃料サイクル部長という要職に就いていた。 福島第一原発の保守管理も担当し、保安院との折衝にもあたっていた。 今回の事故は蓮池氏に大きなショックを与える。「安全だ」と自分も思っていた責任、事実を隠蔽する東電などの記者会見への怒り。そうはいっても、友人の多い東電を批判していいのか、悩み 苦しむ日々が続く。 しかし、やはり、いま言わねばならない。「安全神話」の一翼を担った自分の義務として、国民への責任として、そして東電への最後の愛情としても。本書はこうして誕生した。 伊勢崎賢治氏との対談も収録「拉致と戦争と原発を結ぶもの」

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