われわれ富裕層に増税を 米投資家
「富裕層の税率が現在より高かった1980~2000年には4000万件の雇用が創出されたのに対し、富裕層減税の導入後は雇用創出数も減少」と米投資家のバフェット氏が「富豪に優しい議会によってもう十分に甘やかされてきた」と富裕層増税を主張。
日本でも1億円を頂点に税率が下がりはじめる。最高税率の引き下げ、わずか10%という証券優遇税制の結果である。
【「われわれ富裕層に増税を」 米投資家バフェット氏が提言 8/16CNN】
不況を抜けるには、国民の消費が増えることがカギとなる。所得再分配機能を強化するルールが必要。
【「われわれ富裕層に増税を」 米投資家バフェット氏が提言 8/16CNN】ニューヨーク(CNNMoney) 大富豪として知られる米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は15日付の米紙ニューヨーク・タイムズに寄せた論説で、議会に「甘やかされ」たくはないと述べ、米政府は富裕層にもっと税金を課すべきだと主張した。
バフェット氏は論説の中で「貧困、中間層がアフガニスタンで戦い、大半の米国人がやりくりに苦しんでいるというのに、われわれ超富裕層には巨額の減税が続けられている」と指摘。自身が昨年支払った所得税、給与税などの連邦税は693万8744ドルで「高額に聞こえるかもしれないが、課税所得の17.4%にすぎない。これは職場にいる他の20人と比べても一番低い」と説明している。投資マネジャーの中には何十億ドルもの所得の15%しか税金を払っていない人がいる一方で、中間層には最大25%の所得税が課されていると、同氏は批判する。
また富裕層の税率が現在より高かった1980~2000年には4000万件の雇用が創出されたのに対し、富裕層減税の導入後は雇用創出数も減少したと述べて、増税を主張。年収1000万ドルを超える層にはさらに高い税率を適用すべきだとしている。
同氏は「友人たちも私自身も、富豪に優しい議会によってもう十分に甘やかされてきた。政府はそろそろ犠牲の分担を真剣に考えるべきだ」と強調した。
オバマ米大統領は同日、ミネソタ州での市民集会でこの論説に言及し、富裕層増税の必要性を改めて主張した。
« 合併特例債延長 合築図書館の行方? | Main | 「議会改革」考 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 生活保護世帯の食事・入浴回数減少 山梨県が緊急調査、国に要望へ(2025.05.16)
- 2502地方議員学習交流会資料 新年度予算案の特徴(2025.02.24)
- 高額療養費制度改悪 がん患者・障碍者団体が声明。知事からも「国家的殺人未遂」と批判の声(2025.02.18)
- システム照準化 運用コスト爆上がり! 「3割削減」の想定を上回る分は国が責任を 中核市市長会 (2025.02.18)
- 「高額療養費」の改悪 国民負担増で、国・企業の負担減(2025.01.08)
Comments