すでに脱原発依存 73%停止
現在、発電中の原発は、54基中15基(調整運転含む)。 原発の総発電能力(4885万kW)の27%、8月末には13基、23%に。
それで、社会・経済がまわっている、ということは、少なくとも原発を1/4にし、他は停止・廃炉に向かっても問題ないということが確認できる。 「脱原発依存」にすでに現実である。
豪雨による水力発電の故障で東北電力が厳しい(東電から140万kW融通する計画が当初から存在している)が、全体として節電努力、火力の点検期間の調整などもあり、東電などかなり余力をもった運転となっている。
今後のピーク時にどうなるか(気温や経済活動の具合にもよる)という議論はあるが、あと千数百万kWをどうするか、という程度。原発ゼロの現実的可能性を示している。
ただ火力増設など化石燃料の需要拡大・高騰、貿易収支の悪化、二酸化炭素増・排出権購入費の拡大・・・ともにソブリン危機に関係する。また、最貧国での石油購入に困難をもたらし、暮らしや命に影響は、気になる。だからこそ年間何千億円もの原発関連予算を自然エネルギーに振り向けることが優先される。
【運転中の原発と発電能力 単位 万kW】
泊2号 57.9(8月下旬停止)
3号 調整 91.2
柏崎刈羽5.6号110、135.6
7号 135.6(8月下旬停止)
美浜2 50.0
大飯2 117.5
高浜2、3 82.6 87.0
島根2 82.0
伊方1.2. 56.5、56.5
玄海1、4 55.9 118.0
川内2 89.0
計 1324.5(8月末 1131)
以下のところから廃炉してはどうか。
・福島第一・第二 10基、浜岡 3基と、事故など停止中 11(敦賀1含む)で、24基
・40年以上 敦賀1、(福島1、)美浜1 2基
・30-40年 16基
« 原発ゼロで広がる地域再生 | Main | 自民党の国会議員・県議 外国企業から献金 »
「原発・エネルギー」カテゴリの記事
- 「原発」固執は、脱炭素の障害 再エネ普及の足かせに (2024.08.08)
- 気候正義 残余カーボンバジェット あと数年? (2024.01.15)
- 「汚染水」放出の愚挙 ~合意無視、コスト高、廃炉・核廃棄物処理の見通しなし (2023.08.23)
- 国連「ビジネスと人権」部会・訪日調査・声明 11分野で、政府・企業に国際水準の行動求める(2023.08.13)
- 政経データ メモ(2022.12.09)
Comments