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「放射能汚泥の堆肥化に懸念 」 

 6月の農水省の発表以来、ネット上で懸念がひろがっていたが、昨日の地元紙に、同タイトルで、かなり詳しい記事がでた。「低濃度でも汚染拡大 専門家指摘」のサブタイトルで、「危険性は低いという。とはいえ、まっさらな土壌をわざわざ汚す愚行にもつながりかねない」とリード。 もとは、7/9付の東京新聞の記事。

 下水道汚泥のリサイクルで堆肥をつくってきたが、放射能汚染でたまりつづけている汚泥「処理」の一環として「1キロ当たり200ベクレル以下」を堆肥化することにゴーサインを出した。
 
 記事は、基準の根拠として、農水省の説明を紹介。農作物に含まれる放射性セシウムの暫定規制値は、1キロ二人500ベクレル以下。土壌から農作物への移行係数は、コメが「0.1」。今回の汚泥肥料をつかっても、「最終的に、コメに移るのは0.5ベクレル以下」とのこと。

 これに対し、山崎秀夫・近畿大教授「低濃度でも大量に使えば、それだけ蓄積量が増える。環境学的には原理原則に反する」。「汚泥の再利用はのぞましくない」との指摘し、使われ方で深刻な汚染を招く可能性を指摘している。
有害な重金属を含む肥料は法規制されているが、徳島県で汚泥肥料を川の上流に大量放置して、砒素や水銀などで環境破壊を招いている。

 しかも放射性セシウムは重金属と違い、法規制でなく「あくまで自主規制の対象」(農水省)と甘い扱い、と指摘している。

 
 食品、汚泥、ガレキ処理などを通じ、拡散しつづける放射性物質。「国の責任で処理」はそのとおりだが、拡散をとめるには、一箇所に集中管理するしかない。それには、心情的には苦しいが、すでに汚染されている福島原発周辺の土地を国が買い上げて集中処理・管理するしか方法がないのではないか。とも思う。

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