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国民・子どもを被曝から守る「工程表」の不在

 「工程表」のステップ1が終了したとか、しないとか・・・報じられているが、政府が本来つくるべき「工程表」は、どう放射能被曝から国民をまもるか、というもの、「それが一切ない」・・・元内閣官房参与で菅内閣の原発事故対応を批判して辞任した小佐古敏荘東京大学大学院教授が国会内で行った学習会での発言。
 同じ趣旨を、武田邦彦・中部大学教授もブログで書いている。
【小佐古元内閣官房参与を招いての学習会、二次補正が衆院通過 宮本たけし】
【工程表の「騒動」に思う 武田邦彦】

 「政府はプラントの危機収束についての『工程表』しか持っていない。しかしプラントに対峙しているのは東電の技術者であって、政府の手柄でもなんでもない。本来、政府の仕事は国民や子どもたちを、どう放射線被ばくから守るかの『工程表』をつくり、それを進めることのはずだがそういうものは一切ない」(小佐古氏)


「大切な工程は、被爆しつつある人を助け、福島の大地を元に戻すための工程表」「爆発した工場はいわば「内輪の問題」ですが、毒物を一刻も早く除かないと一般の人に危害が及ぶから」(武田)。

 セシウムわらの拡大。福島の子どもを放射能から守る取り組みへの冷たさ… 
【福島報告  「国が安全と認めた所には留まって頂く」 霞が関役人の冷酷 田中龍作ジャーナル】
(こういう生々しいレポートであるので、現地の切迫感に気づかされる)

 いずれも、国民の命と健康を守る「工程表」の不在からくる被害の拡大である。

 国際基準は1mSVであり、外国人観光客や輸出という経済面でも、影響は甚大である。 

 放射能被曝から国民。子どもを守る「工程表」の作成を!

・・・・「ステップ1」終了と言っても、核燃料が圧力容器の中にある、という前提が崩れているので、判断しようがない。

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