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夏休みに苦慮 福島県の児童養護施設

 屋外活動の制限が続くなか、児童養護施設が夏休みの対応で苦慮しているとのこと。長期の県外滞在は難しく、現地では、外で遊べない、エアコンがない部屋もある、除染作業も遅れている・・・
 東電やその株主の銀行は保養施設を、夏休みの間だけでも、無償で提供したらどうか、と思う。
【夏休み対策困った 福島県内の児童養護施設 河北新報7/17】

【夏休み対策困った 福島県内の児童養護施設 河北新報7/17】

 福島県の大半の小中高校で21日に始まる夏休みを前に、家庭の事情などで子どもが集団生活を送る児童養護施設が対応に苦慮している。福島第1原発事故で屋外活動の制限が続くが、大人数の施設が多いため全員での「長期疎開」は難しい。県外への短期旅行を計画したり、独自の除染方法を考えたりするなど、各施設は子どもたちのストレスを少しでも和らげようと頭を悩ませている。
 福島市西部の「アイリス学園」。入所する3~18歳の子ども44人は事故後、屋外での活動時間が1日1時間程度に制限されている。
 村田正弘園長(64)は「学校があるうちはいいが、夏休みに入れば一日中室内で過ごすのは困難。ストレスがたまって、トラブルの原因になるのも心配だ」と話す。
 普段の夏休みなら、午前中に勉強を済ませ、午後は自由時間が5時間ある。施設そばの川の浅瀬で遊んだり、近くの林でカブトムシを捕ったりして過ごしてきたが、ことしは室内活動を中心にせざるを得ないという。
 施設のテレビゲーム機やおもちゃ、本を活用して何とか乗り切ろうと模索しているが、エアコンがない部屋もあり、ただでさえ厳しい福島の夏をどう過ごすかも課題だ。
 「子どもたちの健康が最優先なので、屋外活動の制限はやむを得ない。本当は外でのびのびと遊んでほしいが…」。村田園長はため息をつく。
 原発から34キロの「いわき育英舎」(いわき市)は、毎年遊びに行っていた市内の海水浴場が津波被害と事故の影響で利用できず、8月に2泊3日で新潟県への全員旅行を計画している。
 「ずっと屋内にいるのは大人でもストレスがたまるのに、遊び盛りの子どもたちがどんな気持ちになるか。頑張って費用を捻出し、新潟行きを決めた」と施設長の市川誠子さん(57)。
 福島市の「福島愛育園」も、全国の児童養護施設などから集まった支援金を使い、山形県へ旅行に行く。斎藤久夫園長(59)は「夏休みに向けて、高圧洗浄機の購入など独自の除染策も考えないといけない」と言う。
 福島県社会福祉協議会の児童福祉施設部会(神戸信行部会長)は県に対し、各施設敷地内のグラウンドの表土除去や高圧洗浄機の早期支給などを要請しているが、作業、支給の日程はまだ決まっていない。
 神戸部会長(62)=青葉学園(福島市)園長=は「どの施設も長期の県外滞在は難しく、県内で過ごさざるを得ない。子どもたちの安全が守られるよう、早く対策を進めてほしい」と訴える。

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