県議団で、県東部の自治体訪問
昨日、今日と、党県議団として、室戸など県東部の自治体を訪問し、県政への要望事項を懇談。その合間に、安芸市の堤防損傷など台風被害の現場も視察・・・に同行。
現在、党県議団5名(第二会派)は、高知市が4名と、西の四万十市の1名。特に県東部、高岡郡の自治体との線が細く、「まず行動を」と実施したもの。
顔つなぎもふくめ、より幅広い立場で、活動していくうえで、なかなか有意義だったと思う。
共通して出された防災事業の問題や個々の課題への認識も深まったが、それは別にして印象に残ったこと。
奈半利川の濁水、砂浜の後退と堤防損壊、磯焼け・・・山の問題、特にダムへの土砂の堆積。
今回、北川村の国道が二箇所、崩落した。その際、平鍋ダムに、約20万立米の土砂が入り、これまでも相当堆積し、埋まってきているが、水がダムを超えて、流木等が下流に流れ出たとのこと。その濁水がいまだに続いており、沿岸部の海が、安芸方面に向かい茶色ににごっている(土木事業で、川を汚したら補償問題になるのだが、これだけ環境・水産資源を破壊しているのに・・・)
奈半利川には、3つのダムがあり、電源開発が、主に新居浜工業地帯への電力供給、ピーク時対応の水力発電として利用している。
それにより失われる環境や水産資源・・・地域の疲弊。
原発依存脱却が大きな問題となっているが、大型ダムによる発電についても、あわせて見直す必要を感じた。
また、各地域に様々な観光資源(体験型を含め)があるにもかかわらず、それらをつなぎ、面として受け入れるネットワークを構築し、個々の観光価値を高める・・・そういう点が、修学旅行の誘致で成功している四万十川を中心にした幡多地域との取り組みと、差があるのでは・・・という印象を持った(県西部には、「幡多」「四万十川」という串刺しにできるものがある。それに「黒潮」も加わっている)。
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