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原発の「入口」~ウラン採掘・精製による廃棄物

 「安全」「クリーン」の神話が大きく崩れてきている。その最も入り口であるウラン採掘現場の安全無視の放射能被害、大量の放射性廃棄物の実態・・・「危険」「きたない」実態は、もっととりあげられるべきだろう。(以下のサイト参照)
ウラン残土は16億8000万トン以上と言われ、処理に膨大な費用がかかるため多くが野積みにされている。日本では「レンガ」として拡散している。 
【放置された放射能被害 アメリカのウラン鉱山開発に日本企業が出資 森住卓】
【インド東部ジャドゴダ・ウラン鉱山の村 核に苦しむ先住民 森住卓 】
【原発を考える「ウラン採掘に苦しむニジェールの人々」木村嘉代子08年】 
【世界最大級 豪ウラン鉱山がシャットダウン 放射能高汚染水の漏出に打つ手なし 農業情報研究所】

 使用済み核燃料の処理方法もないが、ウラン採掘、燃料精製過程の廃棄物も処理方法が確立してない。

・100万kW時の原発を1年間運転するのに必要なウラン燃料は30トン
・採掘されたウラン鉱石は精錬工場で、細かく砕かれて水で洗われ、濃硫酸やアンモニア等で精製。
・ 30トンのウラン燃料作成に必要なウラン鉱石13万トン。精製過程で出るウラン残土が約240万トン、鉱滓(低レベル放射性廃棄物)13万トン。
・濃縮で劣化ウラン160トン。運転で、低レベル廃棄物・ドラム缶1千本。使用済み核燃料30トン。

・鉱滓は池に貯められたり、野積みにされている。洪水によって周辺の湖や川に流れ込んだり、細かく砕かれているため乾くと埃となって飛び散り、広範な土地を汚染する。

・世界で150万トンといわれる劣化ウランは、「兵器」として拡散に、イラクなどで健康被害を引き起こしている。日本が米国から輸入する濃縮ウランの工場から出る劣化ウランが兵器の材料に使われている。(USEC社のパデユーカ濃縮工場及びポーツマス濃縮工場の劣化ウランから劣化ウラン弾が製造されている、ロイター 2001/1/20)

 なお、大島・立命館大学教授は、原子力+揚水発電が、火力、水力より高いとの試算を出し、さらにバックエンド費用が極めて低く見積もられていると指摘している。
が、「入り口」の廃棄物の処理費も入ってない。これをきちんとすれば、ウラン燃料の価格は多く上がることになるだろう。
「安い」には、ごまかしとともに、途上国の住民の犠牲でなりたっている。

 また腐葉土、稲わら・牛肉と放射性物質の拡散が、社会問題となっているが、この残土が、レンガに加工され社会に拡散している。

 「原子力機構は人形峠県境の鳥取県側県有地で、この撤去したウラン残土をセメントで固化して100万個のレンガに加工、2011年までに県外に搬出すると約束していました。  昨年12月31日の日本海新聞によると、レンガへの加工数は約60万個。そのうち、約15万個は34都道府県の一般に頒布。約37万個は国内の原子力機構の関連施設に搬出されましたが、その搬出先は公表されていません。」(日本消費者連盟『消費者レポート』No.1457、2010年3月7日)

【ウラン残土レンガと放射能の基礎知識 京都大学・原子炉実験所 小出裕章 08】

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