PFI解除で実質黒字に 高知医療センター
昨年4月に直営に切り替えた高知医療センター。実質黒字は1億5千万円に。当初から「効果もなくSPCだけが儲かる仕組み」と批判、契約解除を迫ってきた。
当ブログでも幾度となくとりあげてきたが、「PF効果は幻想」が証明されたといえる。
改善のうちわけは、診療報酬の改定による収入増9億3千万円。PFIの解約効果は約4億円。あと民間資金を低利に企業債にかりかえもある。
PFIについては、材料費を大きく下げるということで、8業務の委託量はベストプラスより約3億円高く、そしてマネジメント料とSPC職員相当費で年5億円の支払いうことではじまったがが・・・
材料費が応募提案内容にまったく近づかないということが、解約の引き金になったのだか、その時にも、直営による職員増や材料費の若干の高騰を考えても、年2億円の改善ができると見られていた。
それが4億円ということなので、ぜひ、詳しい比較による改善効果を見てみたい。
政府では、PFIの拡大が言われているが・・・ きちんと検証が必要である。
ちなみに、インフラファンドにかかわって「儲かる事業はPFI、もうからない事業はリスクや不採算部門を公が支え、利益部分は民が担当するPPPで」とうことらしい。
【原発輸出、復興基金~ インフラ・ファンドの危険性 2011/5】
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