「君が代判決」 判決文・補足意見を見る
儀礼的なもので、社会での定着度合いなどを勘案して「合憲」とした判決で、「国旗国歌法」制定時の「強制しない」との国会答弁を否定した。法律は専門家からキチッとした声明が出るだろうが、しかし、その判決にしても、以下のような点を指摘せざるを得なかった点は、注視したい。
君が代の起立・斉唱行為は「敬意の表明の要素を含み、思想・良心の自由に対する間接的な制約となる面があることは否定し難い」と初めて認めた。補足意見では「強制や不利益処分は謙抑的であるべき」「最小限にとどめる配慮」「司法判断や強制で解決ははかれない。自発性が大事」「不利益処分を伴う強制が,教育現場を疑心暗鬼とさせ,無用な混乱を生じさせ,教育現場の活力を殺ぎ萎縮させるのであれば,教育の生命が失われる」など・・・
【最高裁判決文5/30】
【社説:君が代起立判決 現場での運用は柔軟に 毎日】
【起立定着に「無力感」 君が代命令合憲 東京新聞5/31】
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