花見 自粛より、集い・語る時では
ただでさえ『構造改革』路線のために冷え込んでいる内需を、大震災がおそった。多くの犠牲、そして圧倒的な自然の力に前にした無力感・・・気持ちとしては、はしゃいでは申し訳ないと、いう気持ちになる。
事務所の前のお城周辺も閑散としている。取引のある中小企業の社長さんがつぶやいていました。「花見どうしょうか。でも馴染みの弁当屋はあてにしているだろうしなぁ・・・」と。
落ち込む経済を支えるためにも、消費が必要。こんなメッセージもある。
【日本酒飲んで応援を――被災地、岩手の酒蔵から“花見”のお願い 4/4 B!ニュース】
そうだろうと思う。そして、花を愛でて、友人と談笑できる、ということのありがたさを、改めて感じるということは、意味あることだと思う。(そして、貧困で追い詰められている人は、震災の有無にかかわらず存在している。)
社会のあり方がとわれている。
弱肉強食の競争社会が是か。食糧・エネルギーを他国に依存することが是か。自然エネルギーを重視せず原発依存が是か。地方で一次産業でくらせず、若者が東京一極集中となるのが是か。家族時間のない24時間社会が是か。
感謝と反省 ・・・ 今、語り合うときと思う。
今回の選挙も、「戦い」という意味では派手さはないが、真剣に耳を傾けている、という手ごたえを聞いている。
【日本酒飲んで応援を――被災地、岩手の酒蔵から“花見”のお願い 4/4 B!ニュース】 東日本大震災の発生以降、全国で外食やレジャーなどを自粛する動きが広まっています。そんな中、震災で大きな被害を受けた岩手県のある酒蔵が、「被災地岩手から『お花見』のお願い」と題したメッセージ動画をYouTubeで公開しました。メッセージを発信しているのは、岩手県二戸市で地酒「南部美人」を作っている蔵元の久慈浩介さんです。久慈さんによれば、復旧に向けて動き出す中、地元の人々が心配しているのは“経済的な二次被害”だそう。東北では「酒を飲んでいる場合ではない」というのが現状とのことですが、だからこそ被災地以外の人には「東北で作られた日本酒を飲むことで応援してほしい」と語っています。
▽ 岩手の地酒 南部美人
久慈さんはこれからの花見シーズンに向けて、「自粛をしていただくよりも、お花見をしていただくことのほうがありがたい」と話しています。はてなブックマークのコメント欄には、「これは花見をせずにはいられない」「花見を自粛するより、東北のお酒や特産品で花見をする方が遥かに被災地のためになること」「当然のことかもしれないけど、当事者が言うことに意味がある」といった声が集まっています。
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