福島原発問題について――科学者による原発事故の解説
日本科学者会議のHPに、
「福島原発問題について(科学者の眼)――科学者による原発事故の解説」
が掲載されている。
現在、解説は9回になっており、タイトルは以下のとおり。
<解説1>易しい原子炉の話
<解説2>何が起きたのかー冷却水が失われて炉心が損傷
<解説3>スリーマイル島原発事故との比較
<解説4>今後どうなるか
<解説5>予言されていた事故シナリオ―NUREG-1150
<解説6>いくつかの懸念
<解説7>炉心への注水
<解説8>炉心はどうなっているのか?
<解説9>崩壊熱と冷却
崩壊熱のところでは
「炉心の場合、圧力容器の壁を通して伝熱でも冷却されます。半分の熱がそのような熱伝導で逃げ出すとしても、まだ1時間当たり3トン(1分当たり50リットル)の水を注ぎ込まなければなりません。その水はどこにいくのでしょうか。皆が不思議に思っているところです。格納容器を経て、結局は環境に出て行くことになります。
燃料プールの場合、伝導で冷されるものは僅かですので、4号機の場合1時間あたり3トンの注水が絶対的に必要で、これを下回るとプールの水が干上がって、中の使用済み燃料が高温になります。プールにひび割れがあり漏水していればさらに多くのの水を注がなくてはなりません」
と述べられている。
・・・いつまでどれくらいの水を注水しなければならないのか・・・ そこで放射能に汚染された水をどう処理、格納するのか・・・きちんとした情報提供が必要と思う。
« 深刻化する農地被害 液状化・津波・原発 | Main | 内陸部の被害は・・・ »
「環境・農林漁業」カテゴリの記事
- 高額療養費、年金、高等教育、中山間地直接支払、周産期医療、学校給食 意見書案 2412(2024.12.08)
- 「原発」固執は、脱炭素の障害 再エネ普及の足かせに (2024.08.08)
- 農薬使用による食物のPFA汚染 規制に立ち遅れる日本 (2024.03.06)
- COP28総括 :不十分な「脱化石燃料」〜気候正義のさらなる連帯を FoE Japan(2024.01.16)
- 気候正義 残余カーボンバジェット あと数年? (2024.01.15)
「南海大地震、防災」カテゴリの記事
- 学校体育館への空調設置 スポットクーラー課題検証を受け(2024.12.28)
- 体育館の空調整備に新交付金 文科省/避難所の環境改善ガイドライン改定 内閣府(2024.12.19)
- 1月の日米防災訓練、自衛隊「南海レスキュー」への対応・考(2024.12.11)
- 「原発」固執は、脱炭素の障害 再エネ普及の足かせに (2024.08.08)
- メガソーラー規制 自治体の条例の限界。責任は国の開発優先政策(2021.07.19)
Comments