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内陸部の被害は・・・ 

 津波被害のすさまじさが圧倒的で、マスコミ報道も、原発とともにそこに集中している。一方で、内陸部の被害がどうなのか連続した各地の地震の被害、情報がない。液状化した浦安が最近まで「計画停電」の範囲に入っていたのも、そうした一例かもしれない。
 報道の多くが原発関連になってきているが、それは重要。同時に「忘れられた被災地」がないように、もっと丁寧な報道がほしい、と思っている。

【「山津波」 仙台市内陸部の住宅地にも深い爪痕 河北新報3/30】
【栄村の再建に向けて  村長 島田茂樹 3/28】

【「山津波」 仙台市内陸部の住宅地にも深い爪痕 河北新報3/30】

太平洋沿岸地域に壊滅的被害を与えた東日本大震災は、仙台市内陸部の住宅地にも深い爪痕を残した。丘陵地では地滑りや地割れが相次ぎ、家が傾き、立ち入りすらできない地区もある。えぐられた地盤の被害は、いまも徐々に拡大する。「家財を全て失った沿岸地域に比べれば文句は言えないが…」。住民たちは、やる方ない気持ちを抑えながら不安と闘っている。

◎仙台・青葉区/裂かれた家「住めぬ」
 「お父さん、家が裂けていく、裂けていく」
 巨大地震が発生した11日、仙台市青葉区折立5丁目の主婦高瀬千賀子さん(67)は、居間のテレビを必死に押さえながら、夫の稔さん(71)に何度も叫んだ。
 激しく横揺れする2階建ての住まい。壁がバリバリとはがれ、稔さんがいた台所と居間が分断された。揺れが収まって外に出た千賀子さんは、地割れで深さ1メートル近くの穴が開いた玄関と、隆起した庭に言葉を失った。
 地滑りが起きたのは、市中心部から西に約7キロの折立団地。約40戸が警戒区域に指定され、立ち入りもできない。
 「津波は海だけに限った話じゃない。これは『山津波』なんだ」。稔さんは、波打つブロック塀を指さして言った。
 急斜面の舗装路は至る所で亀裂が走り、隆起と沈下を繰り返している。流れ出た土砂の重みに耐えきれず、のり面が至る所でせり出している。その上にある家々は、低い方へ強烈な力がかかり傾いた。
 壁に張られた応急危険度判定「危険」の赤い紙。「家が残っても住めないのが悔しい。この地に再び戻れるのだろうか」。一時的にアパートを借りた高瀬さん夫妻は、先の見えない現実に立ちすくむ。
 折立地区から北西に1キロの新興住宅地。青葉区西花苑1丁目では崖の上に立つ5軒のうち、土砂崩れで1軒が崖下に落ちかかっている。いまも建物の4分の1が宙に浮く危険な家屋もある。
 青葉区の丘陵地に広がる高野原地区でも被害は広がっている。
 同地区2丁目の無職高橋和則さん(61)は、傾いたバーベキュー台を見詰めて悔しがる。
 「泉ケ岳が見える眺望が気に入って、ここに居を構えたのに…」。自慢の裏庭は、1メートル以上も地盤沈下した。
 同地区では約20戸が地盤沈下や地割れなどの被害を受けた。むき出しになった家の基礎。のり面に近い家々が、引きずられるように沈んでいる。
 「毎日少しずつ地面の亀裂が広がっている。のり面の修復を一刻も早くやってもらわなければ、家は持たない」
 じわじわと傾く家屋と電柱。高橋さんは切迫した危険と不安に押しつぶされそうになっている。(吉田尚史)

◎仙台・太白区/地割れ多数「怖い」

 急勾配の坂道が続く仙台市太白区緑ケ丘4丁目。崩れ落ちたブロック塀のそばに「危険です。近づかないで」と手書きされた紙が張られていた。
 至る所に見られる地割れ。調査で地盤が不安定だと判断した市は28日、この地区に震災後初の避難勧告を出した。
 緑ケ丘第4町内会の笠原昭男さん(80)は「33年前の宮城県沖地震でも、この辺りは家の損壊や道路の寸断が数多く発生した」と話す。
 町内会約150世帯のうち、避難対象は102世帯。アパートに引っ越したり、親戚を頼って移住したりした住民は少なくない。「今後、町内会の運営は成り立つのだろうか」と関係者は表情を曇らせる。
 避難所となった緑ケ丘コミュニティ・センターには、2世帯5人が身を寄せた。
 家族4人で避難した主婦佐伯祐子さん(37)の自宅は、地割れで家が北側に大きく傾いた。3年ほど前に購入した念願のマイホームだった。
 「ビー玉が勝手に転がってしまうほど。歩いただけでも家が揺れ、余震があると、その揺れが増幅されて怖い」
 気になるのは今後の暮らし。ローンも抱えている。不安な表情を浮かべながら、こう話した。
 「アパートを借りる余裕はなく、できれば家を直して暮らしたい。保険や行政の支援はどこまであるのでしょうか」(長門紀穂子)



【栄村の再建に向けて  村長 島田茂樹】

 3月12日未明、当村を襲った長野県北部地震により、わが村はかって体験したことのない多大な損害を被りました。被災後、2週間が経ち徐々に電気、水道などのライフラインも復旧し始め、自宅に帰られた方もおられますが、家屋が全壊あるいは半壊等で帰るに帰れない方も多くいらっしゃいます。心からお見舞い申し上げます。
  村では復興に向け、被災者生活再建支援金や災害援護資金の手続きを進め、皆さんの生活基盤を支える所存です。また、住宅の新築や補修等の間の臨時住宅として、県と相談しながら応急仮設住宅の建設も行い、住宅で困る人が出ないように村営住宅の整備も進めます。地区内道路もあちこちで傷んでおります。雪解けとともに農地や水路等に震災の傷が現れてくることが予想されますが、これらも復興チームを組んで早い時期から対策を講じたいと思います。栄村にとって未曾有の大災害ですが、役場職員とともに一丸となって復興に取り組みます。村民の皆さんも栄村の再建に向け、ともに歩んでいただきますようお願い申し上げたところです。
  全国から心温まる励ましのお言葉や、支援物資、義援金をいただいております事に対し、心から感謝を申し上げる次第です。
  栄村の伝統、文化、美しい自然景観、「結い」の心でつながる栄村は必ず再建します。皆さまのさらなるご支援をお願い申し上げます。

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