自己責任論を乗り越える 青年聞き取りから見えてくるもの
まるごと青年の声を聞き取ろう、と提起して青年組織や県議のみなさんに苦労してもらった内容をアップしたら、結構反応があった。
【青年の就活「酷書」 実態を聞き取り2011/1】 あの話…1人一時間以上にわたっている。当然、あれだけの話は、日ごろ交流のある人なのだが、それでも「えっ、そうなの」という話が続出・・・
早すぎる就活とか、学費の高さ、奨学金返済の重荷とか、政策的発信にとって貴重なのは当然だが・・・
私は、普段言えない「生きづらさ」を語り、そこに共通項や共感できる内容をそれぞれが発見する・・この取り組みそのものが、「自己責任」論を乗り越える、ゆっくりとした歩みだが、確固とした歩みだと感じた。
反貧困にとりくむ湯浅誠さんは、当事者の発信が大事だと強調しているが、リアルな実態を発信するためにも、「何でも言える」に対応する「なんでも聞く」という姿勢で努力したい。
なお、「生きづらさ」問題で、以前、備忘録としてまとめたもののいくつかです。
【自己責任論~「生きづらさの臨界」より 備忘録】
【若者の生きづらさと大人の立ち位置 備忘録】
【生きさせろ!~無条件の生存の肯定】
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