政治活動へ「大いに(税)金使おう」 菅首相
党本部の収入の8割以上を政党助成金という税金にたよっている民主党。「こんなに活動資金がある政党はない」「大いに金使おう」と菅首相が語ったという。つまり「税金だ、大いに使おう」というもの。感覚がマヒしているとしか思えない。
【「大いに金使おう」首相、全国幹事長会議で発言 読売1/12】
【「大いに金使おう」首相、全国幹事長会議で発言 読売1/12】菅首相は「私はこんなに活動資金が使える政党に身を置いたことは初めてだ。必要なカネは大いに使おうではないか」と述べ、4月の統一地方選に向けて政治活動の強化を呼び掛けた。政治とカネの問題に厳しい姿勢で臨んできた首相が、「財力」に頼るような発言をしたことで話題を呼びそうだ。
首相はまた、「よく『菅さんあんまり元気がないね』(と言われる)。実は、元気がないわけではなかった。つまり、真面目に国会対応をしていた。それに集中し過ぎた、というのが私の反省だ」とも語った。
これに対し、青森県連の山内崇幹事長は小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会出席を巡る党内の対立について、「内側から民主党政権が崩れていく。内輪もめで我々が統一地方選で討ち死にすることなんてあってはならない」と批判した。別の幹事長は「(地方選の)候補者を探しているが、なかなかなり手がいない」と訴えた。
ちなみに、民主党高知県連幹事長が政党助成金について語っているが・・・
「政治活動という政策立案に最も影響の大きい活動をするための団体である政党、に国が援助をする仕組みで、共産党以外の政党はこの交付金が活動の大きな原資になっていますが、交付対象は国政政党のみ、しかも配分は国会議員数によって決められています。しかしながら、現場に近い地方での政策立案を活性化していくことを考えれば、本来は地域で活動する政治団体にも交付すべきです」
と・・・ 政党のほかにまだ出せ、という提言。廃止までいかなくても、減額したり、有権者からの資金に支えられて活動するという発想は皆無のようだ。
だいたい地域の民主党の国政候補の活動費はほぼすべて政党助成金であり、地域にまわってない、というのは事実と違う(それに、県議には政務調査費があるのだが・・)。
【高知の政党への税金投入 年1億5千万円 07/2】
また政党助成金は、正確には、国会議員数だけでなく、得票数を加味して決められる。
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