学校給食調理の民間委託 ３校とも同一県外大手に

　潮江東小学校で開始された学校給食調理の民間委託は、来年度より２校拡大し、３校での実施となるが、入札結果は、潮江東小学校と同じく東京に本社のあるメフォスに決まった。

　企業としての専門性や実績をもとに入札をすれば、今後、17施設23校の民間委託は、すべて同一会社に独占させる危険の第一歩がはじまったと言える。

　独占化され、市の側に調理を担う能力がなくなれば、業者の立場が強くなり、全国で問題になっているような委託料の引き上げ、質の低下を迫られる危険がある。

　足立区で全校が民間委託。委託料が年々値上がりするので、委託料を下げようとしたら、業者が、48項目の給食内容を削減ガイドラインというのを出してきて、調理員を減らすので、それに対応するため加工品に切りかえるとか、食数を１品減らすとか、となった。委託業者の言いたいようになってしまった。

　経費削減どころか、重大な禍根を残す結果になりかねない。

　またまたの県外業者への委託－－　税金の県外への流出であり、地域経済を冷え込ませる。

　もちろん偽装請負という問題はつきまとう・・・