高知市の「いきいき百歳体操」紹介 公衆衛生学会総会
28日、日本公衆衛生学会総会のシンポジウムで、高知市の「いきいき百歳体操」、「かみかみ百歳体操」の事例報告されたことが、医療・介護CBニュースで紹介されている。
この体操… 現場の保健師さんの考案。自治体経営化で、現場を粗末にする動きが進んでいるが、公務労働の役割を改めてとらえ直す必要がある。
【「最大の介護予防は友人」、高知市の事例紹介-公衆衛生学会 10/28 CBニュース】
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【「最大の介護予防は友人」、高知市の事例紹介-公衆衛生学会 10/28 CBニュース】
日本公衆衛生学会は10月28日、東京都内で開催中の「第69回日本公衆衛生学会総会」で、シンポジウム「介護予防のエビデンスとプラクティス-エビデンスからこれからの介護予防プログラムを考える」を開いた。参加者の約4割が「新しい友人や知人ができた」と評価して運動機能の改善なども確認されている、高知市が独自に取り組む介護予防プログラムなどが紹介された。
シンポジウムでは、「運動機能の向上」「低栄養者の栄養状態改善」「口腔機能向上」の3領域の介護予防介入プログラムの有効性について、厚生労働省の「介護予防に係る総合的な調査研究事業」の1つとして「介護予防に関する科学的知見の収集及び分析委員会」が行った研究結果が発表された。また、これら介護予防研究に関連する具体的な取り組みとして、高知市の事例が紹介された。高知市では、運動機能向上を目的に開発した「いきいき百歳体操」、口腔機能向上を目的とした「かみかみ百歳体操」を7年ほど前から地域展開。いきいき百歳体操は市内267か所、かみかみ百歳体操は191か所で地域のボランティアを中心に週1回以上実施している。
参加する2500人以上の高齢者に効果を聞いたところ、約4割が「友人・知人ができた」と答え、2割以上が「体力が付いた」「気持ちが明るくなった」などと感じていることが分かったという。いきいき百歳体操については、5メートルの歩行時間の平均が7.3秒から4.6秒に短縮するなどの効果も確認できたという。
高知市健康福祉部健康推進担当理事で高知市保健所長の堀川俊一氏は、「茶話会や食事会をきっかけに体操に参加し、友人に会うことを楽しみながらプログラムを続けられることが、介護予防効果につながっているのではないか」と述べた。
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