議会を冒涜 図書館検討委の目的変更
新図書館基本構想検討委については、その目的は、「合築と単独整備の比較検討をする」ことが、議会答弁や総務委員長報告でも確認され、そのうえで予算が可決されている。
ところが、第二回検討委では、冒頭、県教育長が「「もう一度言っておくが、この検討委の役割は合築図書館の構想をつくることだ」と勝手に、設置目的を歪曲。
議会軽視、いや議会の冒涜である。目的を変更するなら、検討委を解散し、再度、設置するのが筋である。
議事録を精査して、必要な対応をしなくてはならない。
数回の議論で結論を出すということに、そもそも無理があるのはわかっていたことだが、二回の議論で、いかにお粗末なものしか出来ないことが明らかになりつつある。
ちなみに県市統合病院と重なる議論があるが・・・ 同規模の医大病院、国立朝倉病院、日赤病院があるもとで、まさにバックヤードとしての三次医療の中核を担う病院をどうつくるか・・という明確な役割分担にもとづく医療政策があり、今回の図書館問題でいえば、全県の図書館行政を支える県立図書館の機能をどうするか、という話と通じる。同じ県市統合でも、まったくスタンスが逆である。
個人的には、大きな書庫をもつ県立図書館、来年4月から法が施行される公文書館、貴重な標本が県外に流れているという博物館の機能・・・ シキボウ跡地に一体として整備するのが、今後の進化に対応できる点でも最適だと思う。
財源は、高知南国道の高架建設、新堀川の4斜線化、高知新港の見直し・・・人口60万人時代を見越すというなら、見直すべきはいろいろある。
この間で言えば、医療PFIの解除で、協力など9億円と22年間で最低44億円の経済効果・・・県分だけで27億円の効果をうんでいる。また、前回の県議選の資料を見ていたら、今、県庁の耐震化の改修をしているが、自民党らは、それを凍結させ(当時、移転・新築174億円、改修32億円の試算)、「新築しろ」と言っていることを暴露して、それを許さなかったことなど・・・県立図書館整備に必要な財源は、県民、市民のたたかいで確保してきたと思っている。
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