My Photo

« 医療費過去最高というが・・ OECD34カ国中20位 | Main | TPP反対意見書可決 反対は民主議員 »

国保資格書の受診率格差1/73 拡大の一途

 保険医団体連合会が、一般と資格証明書の受診率の格差が、03年の調査開始以来、1/38 、1/46、 1/46、 1/51、 1/52、1/61、 1/73と拡大の一途をたどっていることを明らかにした。様々な通達もだされたが、命の格差が拡大しつづけている。
【国保資格証明書を交付された被保険者の受診率の調査結果(2008 年度、2009 年度)について】

 高知市議団がとりくんでいる市民アンケートで、「具合が悪くても医者にかかるのを控えた」という回答が4割あり、うち6割が窓口負担の重さだった。
 保険料をはらえない状況では、たとえ3割負担でも、受診抑制がおこるだろう。まして10割負担である。

 84年に国の負担を医療費総額の45%から38.5%に削減したこと、無職・非正規の大幅増など加入者の構成が変化しているのに、公的負担を据え置いてきたことが、原因である。

 同レポートは、保険料軽減世帯でも
 平均所得 26.7 万円、平均保険料 45,005 円、平均保険料率 16.90%
 という負担になっているを示している。
 (厚生労働省保険局:各年度「国民健康保険実態調査報告」より。平均所得及び平均保険料は、年額。 軽減世帯は、2割、5割、7割減免を受けている世帯の総数)

 国庫負担の増額、資格証明書は、真に悪質と判断される場合にだけ発行する。広島市、東大阪市などのように、低所得者の窓口負担の軽減措置が必要だ。

 今、高知市の市民共闘会議が、国保改善の署名にとりくんでいる。

 なお、政府がすすめようとしている国保の広域化は、市町村の独自の努力を排除し、問題をいっそう悪化させるだけである。 

« 医療費過去最高というが・・ OECD34カ国中20位 | Main | TPP反対意見書可決 反対は民主議員 »

医療・介護」カテゴリの記事

反貧困」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 国保資格書の受診率格差1/73 拡大の一途:

« 医療費過去最高というが・・ OECD34カ国中20位 | Main | TPP反対意見書可決 反対は民主議員 »

December 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ