民主政務官 「日本女性は家庭で働くことが喜び」
女性経営者が集まった国際会議で「日本の女性は家庭で働くことが喜び」「文化だ」と唖然とする発言。かつての自民閣僚の「生む機械」発言と同レベル。直接・間接差別で社会進出を妨げていること、その裏返しとして男性の長時間過密労働で「家族時間」を奪っていることが日本社会の問題なのに・・・ こんなだからジェンダーギャップ指数で、先進国最低レベル(それも毎年低下)なのだ。
【中山政務官:「日本の女性は家庭で働くことが喜び」と発言 毎日10/3】
ちなみに、この人、例の「小沢一郎、鳩山由紀夫! 気合だー、気合だー、気合だー!」の人物。
◇中山義活氏の連絡先
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第1議員会館402号室
[ 電話 ]03-3508-7188 [ FAX ]03-3508-3618
[ ホームページ ]http://www.yoshikatsu.com/
なお、平等とは同一のことではない。差異を認めた上で、発達、自己実現を保障することである。平等とは半差別、反抑圧、反格差の意味をもつ。また「男らしさ、女らしさ」ということを全面否定することでもない。「固定化し押し付ける」ことを否定するものである。
これについては、詳細は・・・
【平等の哲学 新しい福祉思想 備忘録 2010/9】
【ジェンダー平等と経済学 備忘録 2010/4】
【中山政務官:「日本の女性は家庭で働くことが喜び」と発言 毎日10/3】
アジア太平洋経済協力会議(APEC)中小企業相会合の関連会議として1日に岐阜市で開かれた「女性起業家サミット」の昼食会で、経済産業省の中山義活政務官(65)が「日本の女性は家庭で働くことを喜びとしている」などと発言。簡易ブログ「ツイッター」で女性たちの批判が集中した。
中山政務官は女性の社会参加推進を強調する一方で、日本女性が家庭で働くことを「文化だ」と発言。「日本の奥さんは力がある。デパートに行けば、初めに子どものもの、次に奥さんのもの、その次がペットのもの。4番目にご主人のものを買う」などと語った。
発言直後から「一緒のテーブルの女性陣からすごいブーイング。(発言は)世界の女性の意識にまったくついていけていない。日本への評価が下がる」など批判の書き込みが続いた。
中山政務官は2日、毎日新聞に「女性が十分に家庭で働いているという事実を言っただけ。差別するつもりはない」と説明した。経産省幹部は「自立した女性の集会だけに、もうちょっと言い方があったかも……」と話した。
女性起業家サミットはクリントン米国務長官の呼び掛けで日米両国政府が主催。APEC加盟21カ国・地域の女性企業経営者ら約300人が参加し、女性の社会進出などについて議論した。【
« 高知県市一体型図書館考⑤ 「計画」の熟度 | Main | 勤労者の貧困化深刻 国税庁と日銀の調査 »
「ジェンダー」カテゴリの記事
- 24年9月 意見書決議・私案 「選択的夫婦別姓」「女性差別撤廃・選択議定書」(2024.09.05)
- 「消滅自治体」 なぜ「若い女性減」だけ? 若い男性も同様に減少(2024.06.01)
- 2405地方議員学習交流会・資料(2024.05.16)
- 日本のジェンダー平等を考える ~家族モデル、政治、教育、賃金格差、DV(メモ)(2024.05.05)
- 最高裁元判事のコメント・考 ~「司法における固定観念化とジェンダー差別」克服の重要性(2024.05.04)
日本の女性に、今だにこのような感覚の方がおられるんだ・・
ということは、女性の未来はないですね。
母は母として妻は妻としての存在は、
父は父として夫は夫としてと同等ではないんですか?
Posted by: カモメのおばさん | October 03, 2010 09:56 PM