高知県市一体化図書館考① 歴史に学ぶ
県市トップで、県内図書館関係者の意向に逆らって、県立と高知市民の合築・一体化が「合意」されたが、手続き、機能、財政、まちづり、という観点で考えてみたい。
手続きで言えば、「市民の図書館」として、革新時代には、全国をリードする図書館であった。そうした歴史を築いてきた関係者の合意を図るのは「市民協働」の基本である。
【市民の図書館の歴史と未来 備忘録 2010/5】
http://wajin.air-nifty.com/jcp/2010/05/post-e2bc.html
だいたい、市民のための図書館はどうあるべきか、市議会では一度も議論もされてない。それで「合築」の検討会というのは、順番が違う。
一箇所に統合して「利便性」を増すとの説明をしているが、市民の図書館は、移動図書館、分館、そして本館整備と、「いつでも、どこでも、だれにでも」の基本姿勢で、周辺部から対応をすすめる「逆攻めの図書館奉仕網整備」をしてきた。
判断する市議会事態も、そうした歴史を先人の話から学ぶ必要がある。
とにかく、合築画について、そうした先人の方々の理解を得ることは、「市民協働」を標榜する市長なら最低限の責務である( 歴代館長と話あった、ということも聞こえてこない。)
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