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輸入飼料から脱却、資源循環に資する畜産を 政策審

【農業情報研究所】のコラム
 「食料・農業・農村政策審議会 平成22年度 第3回 畜産部会」が、「酪農及び肉用牛生産の役割や機能を維持・発展させていくためには、輸入飼料への依存体質から脱却して、自給飼料を有効活用し、食料自給率の向上と環境負荷の低減、資源循環に資する酪農及び肉用牛生産に転換」を掲げたことを「大転換」「画期的」と述べている。その転換の契機は「口蹄疫」である。
【酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針 2010/7】

7月8日に開かれた「食料・農業・農村政策審議会 平成22年度 第3回 畜産部会より
・生産から流通、販売にわたる酪農及び肉用牛生産のあり方を根本的に考え直す時期にきており、中長期的な視点に立ったビジョンを示し、政策の転換を図らなければならない」とする「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針(案)」を答申した。
・ 「酪農及び肉用牛生産は、そもそも人間にとって食料にならないものを牛に給餌し、牛肉、牛乳・乳製品等の形で人間に食料を供給するのが本来の姿である。また、酪農及び肉用牛生産は、人間にとって重要な動物性たんぱく質の供給源であるとともに、飼料生産による水田の有効利用等を通じた農地や環境の守り手であると同時に、地域を支える重要な産業、食育の場であるなど、様々な役割・機能を有している。こうした酪農及び肉用牛生産の役割や機能を維持・発展させていくためには、輸入飼料への依存体質から脱却して、自給飼料を有効活用し、食料自給率の向上と環境負荷の低減、資源循環に資する酪農及び肉用牛生産に転換し、地域や経営における生産条件、生産者の創意工夫や主体性を活かした多様な経営の実現を図らなければならない」。
・「肉用牛については、食肉卸売市場における評価が脂肪交雑に偏りがちであることから、主に黒毛和種の生産においては、その特徴である脂肪交雑の多い霜降り牛肉の生産に重点を置く傾向が強く、結果として、このことが輸入された飼料原料を主体とする濃厚飼料への依存度を高める一因となった。一方で、消費者においては、霜降り牛肉だけでなく、健康志向の高まりを背景に、脂肪交雑は多くない牛肉に対する嗜好も増えている」とし、「適度な脂肪交雑の和牛肉等の生産を促すとともに、こうした牛肉の販路の確立を図る必要がある」。
 こり変化について、同研究所は、
“飼料価格の高騰もこのような「基本方針」の転換を促すことはなかった。この転換を後押ししたのは、明らかに口蹄疫である。飼料価格高騰は、多くの犠牲を生みながらも何とかやり過ごすことができた。しかし、土地非利用型大規模畜産は、今回のような口蹄疫見舞われればひとたまりもないことがはっきりした。それが転換を決定的にしたとすれば、口蹄疫の教訓は最大限に生かされたことになる。”
 としている。

 世界の構造的な変化がもとめられている中、食料の安全保障の点でも、地球環境問題の点でも(1トンの穀物に1000トンの水が必要と言われる)、維持可能な農業・畜産へ転機となってほしい。

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