暴走国会 社民・民主は同一歩調
社民党は「筋を通した」みたいな話で持ちきりだが…しかし、国会内で民主党と一緒なった強権的な行動は何も変わっていない・・・ 宮本たけし衆院議員の報告。
【与党の横暴ここに極まれり、依然として民主と同一歩調の社民 5/31】
だいたい今回の罷免劇…政策論というよりも、公約に対する姿勢という政党の資質の問題が焦点。選挙協力の継続、国会での強権運営に同調・・・ どこに筋があるのか、これほど国民だましはない、との指摘は当然だろう。
そもそも、政権合意は見てのとおり「地位協定の改定の提起」と「米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」という「姿勢」の問題を書いているだけで、なにも約束してない。
【三党連立政権合意書09/9】
「○ 主体的な外交戦略を構築し、緊密で対等な日米同盟関係をつくる。日米協力の推進によって未来志向の関係を築くことで、より強固な相互の信頼を醸成しつつ、沖縄県民の負担軽減の観点から、日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む。」
「見直しの方向で臨んだ」が「駄目だった」ということであり、この合意自体に問題があった。
要は、そんなあいまいな政権合意を沖縄の怒りが追い詰めた、ということだろう。 たたかいここれからである。
【与党の横暴ここに極まれり、依然として民主と同一歩調の社民 5/31】今日一日、国会はきわめて異常な状況が続いています。先週の金曜日に提出された、経済産業委員長解任決議案と赤松農林水産大臣不信任決議案の処理から始まる予定の本会議は、午後1時の予定を大きくずれ込んで、午後2時から始まりました。それもわが党を含む4野党の国会対策委員長が、異常な国会運営の打開を議長に申し入れていた矢先に、横路議長は本会議開会のベルを押しました。
本会議は2時から始まったものの、今日は中国の温家宝首相が訪日中とのことで、午後4時から衆参両院議長との会談、午後6時30分から迎賓館で歓迎晩餐会という日程が入っており、2時から始めた本会議も経済産業委員長解任決議案の採決のみを残して、午後3時30分には一旦休憩。温首相との会談後、午後5時すぎから本会議を再開して記名投票による採決。
与党の反対多数で否決された午後5時30分ごろには、再び本会議は休憩に。午後6時30分からの晩餐会に出て、午後9時から本会議を再開するというのです。つまりは温家宝首相との外交日程の合間に本会議をやっているというのが、今日与党がやっていることです。こういった議会運営には、さすがに自民党からさえ「われわれのときにもいろいろあったが、さすがにこんなひどいことをしたことはなかった」との怒りの声が上がりました。これについては、なるほどそのとおりです。
もう国民との公約も、民主主義のルールも、何もかも投げ捨てて「毒を食らわば皿まで」の感がある民主党、「与党の暴走もここに極まれり」という状況です。
今朝からニュースは、大臣を罷免され連立を解消した福島みずほ社民党党首や、国土交通副大臣を辞任した辻元清美さんがテレビに出ずっぱりで 民主党とともに委員長解任決議案にも、農水大臣不信任決議案にも「反対」というのが社民党の態度です。大穴だらけの「派遣法改正案」も、「後期高齢者医療制度の4年存続」も「郵政法案」も、ことごとく賛成…つまり「辺野古移転」以外は全部賛成というのが、この党の立場です。これが本当に「筋を通した」などと言うことになるのでしょうか。これほどの国民だましはないと言わねばなりません。
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