「脱小沢」というなら証人喚問を
マスコミ報道は、「脱小沢」と、そこが焦点のような報道をしている。それを徹底するなら、小沢氏の国会承認喚問で証明すべきだろう。
新幹事長は、5月13日の行政刷新相としての記者会見で「現在の説明に納得していない、かなりの人たちに納得してもらうのが説明責任だ。その実現を期待している」と語っていた。ところが新政権になったら、「辞任で一定のけじめはつけた」・・・・ これでは、かつての自民党か変わらない。
【私はクリーンと枝野氏、でも小沢氏への配慮も 読売6/7】
また、予算委員会での議論も経ずに、「支持率が高い内に、選挙へ」というのも、「選挙第一」の小沢的な話。
普天間をどうするのか、政治と金をどうするのか、抜け穴だらけの労働者派遣法「改正」をどうするのか、廃止するといっていた後期高齢者医療制度は3年間継続するのか、予算の組み替えで20兆円でるとかはどうなったのか・・・
日経(5/24)が上場企業の「60兆円をどうつかう。空前の金余り」と報じた状態をどうするのか。社会に還元するのか、それともさらに大企業減税とセットで消費税増税するのか・・・
議論すべきことは多々ある。得か損かの話ではなくも、そうした議論を経て「選挙へ」という、まっとうな政治、すじを通す政治が、求められていると感じている。
【私はクリーンと枝野氏、でも小沢氏への配慮も【読売6/7】 「政治とカネ」の問題にどう取り組むのか――。新たに民主党幹事長の座に就いた枝野幸男氏(46)は7日、東京・永田町の党本部で開いた記者会見で、「私は圧倒的にクリーン」と小沢一郎・前幹事長(68)との違いを強調した。 しかし、野党側が求めている小沢氏の証人喚問については、「辞任で一定のけじめはつけた」と語り、依然として党内で大きな影響力を持つ小沢氏への配慮もうかがわれた。 30分にわたった会見では、小沢氏に関する質問が半数を占めた。枝野氏は当初、淡々と応じていたが、小沢氏の証人喚問要求に話が及ぶと「私も弁護士なので……」と語りだし、検察審査会での結論が出ていないとして「法的責任については『防御権』があり、一定の配慮をしなければならない」とした。 小沢氏の政治倫理審査会出席については、「本人の要望次第。まだ本人からうかがっていない」「具体的にお答えできる段階にはない」と明言を避けた。 また枝野氏は、同党が政権公約で掲げている「企業・団体献金の廃止」を自ら率先するとして、「今日を機に、企業・団体献金は一切受け取らない」と宣言した。枝野氏が代表を務める政党支部の政治資金収支報告書によると、2008年に企業、団体から受けた献金は計20万1000円。枝野氏は、「企業団体献金はほとんどない。与党の歴代幹事長と比べ、2ケタから3ケタ少ないのでは」と語った。
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