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乱闘騒ぎ … 根底に「マニフェスト選挙」

 「突き倒した」「自作自演」「懲罰動議」と、場外乱闘になっている衆院内閣委員会の「乱闘騒ぎ」…:直後にエレベーターで一緒になったという宮本議員が「馳さんの話は概ね事実」と語っている。
 【青少年特の視察で横浜へ、自民・馳浩議員のブログの波紋が私に… 宮本たけし5/17】
 しかし、強行採決・乱闘騒ぎ・・攻守入れ替わっただけ。宮本議員は、「こんなつまらない政治からぬけださないと、自民党と同じく『流れ解散』になりますよ」と、民主新人県議が、みんなの党から参院選に出馬すること指して「ほら、崩れはじめている」と。

 ことの発端は、民主党の強権的な国会運営にある。
【議院運営委員会で与党の強引な運営に抗議する意見表明 佐々木憲昭5/18】
 
 なぜ、そうなるかと考えれば、根底に「マニフェスト選挙」の欠陥がある… 長妻氏が大臣主任直後、1000人の職員を前に「これは国民との契約だ。命令書だ。どうすれば実行できるか知恵を出してほしい」ともとめたが、世論調査によっても、マニフェストの実物か相当する資料を手にいれた人は4.7%(東京新聞調査)、目玉の高速道路無料化や子ども手当ても異論の方が多く、政権交代は、個々の政策よりも「自民党政治への不満」「自民党政治の退場」が8割を占めている(読売、9/2)。

公約実現に努力することは当然だが、それをマニフェストに書いていることを「国民に支持された」として問答無用に強行する… これは一部の首長にも見られることだが、多様な民意の反映と権力の暴走をチェックする議会の役割を否定する議論である。

 与党の国対委員長が資金パーティーのために国会を中座したり、幹事長が選挙対策が国会を欠席したりするのも、国家の役割を低下させる「国会改革法」にしても、・・・ 一貫性がある。

 徹底した審議こそ必要である。

  【青少年特の視察で横浜へ、自民・馳浩議員のブログの波紋が私に… 宮本たけし5/17】  さて、今日の視察のバスの中でも話題になり、私の携帯電話にまで問い合わせの電話が入ってきた問題は、例の三宅雪子衆議院議員が負傷された衆議院内閣委員会での「乱闘騒ぎ」です。私は5月13日「今日のタックル」 で、民主党側から懲罰動議は、「おそらく提出されない」だろうと予想しておきましたが…民主党は私の予想に反して、どうやら三宅議員を「突き倒した」とされる甘利明元経済産業相に対する懲罰動議を提出したようです。  この内閣委員会の「強行採決」と「乱闘騒ぎ」、三宅議員の怪我について言えば「どっちもどっち」という面があることを13日の「今日のタックル」に書きました。ところがその後、自民党の馳浩議員がご自分のブログ「はせ日記」5月13日で、その日のエレベーターの中での三宅議員との会話の詳細をバラしてしまったことが物議をかもしています。しかもご丁寧にも「同乗の共産党の宮本たけしさんと世間話」と私の名前が…。

 馳さんがここに書いていることは、おおむね事実です。怪我の理由を訊ねた私たちに、「昨日の内閣委員会の強行採決で転んじゃって…」「運動不足なんですかね、自分で転んじゃって、恥ずかしい…」と三宅さんがおっしゃったことも…。ただし、それに続く「強行採決は与野党阿吽の呼吸でやるもんだけどね。新人はまだ要領がわからないんだね…」というのは、あくまで馳さんの弁ですよ。決して私の発言ではないですからね。
 私たち日本共産党は、そもそも強行採決をしたこともなければ、「阿吽の呼吸」で「乱闘」などをやったこともありません。日本共産党を除く「与・野党」なるものが、茶番のような「乱闘騒ぎ」を繰り返すのを、何度も見せつけられては来ましたがね。

 民主党も、このようなつまらぬ政治から抜け出さないと自民党と同じく「流れ解散」になりますよ。昨日みんなの党は、夏の参院選宮城選挙区に民主党県議の新人、菊地文博氏を公認候補として擁立すると発表しました。民主党からみんなの党にくら替えし、立候補を表明したケースは全国初だと報じられています。民主党県連は同日、菊地氏を除名処分にしたというのですが…ほらね、崩れ始めているでしょ。

◆文中の13日の「今日のタックル」では・・

“昨日、衆議院内閣委員会における国家公務員法改「正」案の審議中、事前の理事会では何ら与野党合意にいたらなかったにもかかわらず、田中慶秋内閣委員長が突然、質疑終局を宣言し、採決を強行するという事態になりました。・・・・

「民主党は三宅氏を転倒させたとされる自民党議員をテレビ映像などで特定、懲罰動議の提出を検討する」と報じられていますが、これはちょっと無理筋なのです。だって三宅議員が倒れている場所は委員長席の前ですから、委員会室のど真ん中。ここは傍聴者の入るべき場所ではありません。
 そもそも三宅雪子議員は衆議院内閣委員ではありません。つまり彼女は内閣委員会に傍聴に行っていたのであって、発言権もなければ、委員会審議に参加する資格もなかったのです。テレビ映像で彼女を後ろから押しているように見える自民党議員は、まぎれもなく衆議院内閣委員のメンバーです。
 そうすると逆に問題になるのは、本来は委員でもなく審議権も持たないはずの三宅雪子氏が、田中委員長が「質疑打ち切り・採決強行」という暴挙に出たとたん、抗議のために委員長席に殺到する自民党議員よりも前にいたのはどういうわけか…ということです。「つきとばした」(と言われている)自民党議員を問題にすれば、いやおうなく、なぜ内閣委員でもないものが、突き飛ばされるような場所にいたのかが問題にされることになるでしょう。”

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Comments

一昔前、ある人から「加藤周一」さんのことを教えていただいた。
9条の会が立ち上がってしばらくしてからのことだったか?
「考える力」を持つことの大事さ
それを今、伝えていきたい。

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