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「高知方式」のゴミ行政のルーツ

 ゴミ有料化について、70年代に、直営、無料・市民共同の分別という「高知方式」の確立に努力した当時をよく知る方から「哲学がない」という批判の声を聞く。あらためて「あかるいまち」を見ると「自然を守る」「リサイクル社会」という「まちづくり」の一環として明確な思想がある。

◆まず、無料化への転換、収集回数の増加、モデル地区での分別にあたっては
 坂本昭市長が対談(あかるいまち1971年2月号)の中で、江の口川、浦戸湾の汚染問題の中で語っている。
企業の責任とかにふれたあと、 
「もう一つ市民生活から出る汚染の問題は …今年は(ゴミの)二回取りと無料化をすすめます。自然を守り、お互いの環境を守るためご協力をいただきたい」

◆無料化にあたっては、「市民の負担軽減」と説明 (71年3月議会報告)

◆本格的な、資源ごみの分別にあたっては
 「国土も狭く資源に乏しい日本ではゴミをゴミとして処理する受身の姿勢はもはや許されません。行政と市民が一丸となって減量化と資源化に積極的に取り組む市政が必要です」「減量運動と資源の再利用によって、焼却炉の負担の軽減や最終埋立地に節約といった大きな成果を生むことになります」(あかるいまち1976年7月号)

と説明している。
 
 財政対策か、ゴミ減量か、目的もあいまいで、効果もあやしい、ただ国が『方針』にしているからとしかいえない今とは大きく違う。

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