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米軍再編 パッケージ論を自ら否定 

 東京新聞09/12/9付が「『米軍再編』自ら不履行 キャンプ座間移転中止」「米側は米軍再編を『ひとつのパッケージ』として日本に履行を迫るが、米自身は都合よく解釈し、『パッケージ破り』をしていることになる。」と報じている(ウェブ版では一部しか見れられないので、以下は、同系列の中日新聞の記事)。
・米陸軍の座間移転中止へ 米側都合で「再編」変更 中日新聞12/9
 普天間基地の問題も「パッケージ」という論は成り立たなくなったことになる。

防衛大臣は「再編計画の全体に影響を与える」と言っているようだが・・
・普天間飛行場のグアム移設、北沢防衛相「実現は困難」朝日12/9
 殴り込み部隊の海兵隊は、日本防衛とは何の関係もない。パッケージ論を米軍自ら否定したのだから、国外撤去で強く交渉すべきだ。
 それと、いまだに削減8千人は「定数」で、実働部隊1万人はほぼ変わらず沖縄に残り、まったく負担軽減になってないことを、マスコミはきちんと報道すべきである。

【米陸軍の座間移転中止へ 米側都合で「再編」変更 中日新聞12/9】  2006年5月に日米合意した「米軍再編」に基づき、実施されるとした米陸軍第1軍団(ワシントン州フォートルイス)のキャンプ座間(神奈川県座間市・相模原市)への移転が実現しない見通しとなった。複数の米軍筋が明らかにした。  米側は普天間移設問題で、日本側に米軍再編の履行を強く求めているが、米側の事情で実施されない部分もあることが浮かんだ。  キャンプ座間への米軍移転は、07年12月に本土から移設した第1軍団前方司令部のみで終わることになる。第1軍団が世界規模で展開する大規模司令部であるのに対し、小規模な第1軍団前方司令部は「日本防衛」に特化される見通しだ。  米軍再編の合意文書に「第1軍団」の名称は出てこないが、日米は第1軍団のキャンプ座間移転を念頭に議論を進め、「(陸海空軍と海兵隊の)統合任務が可能な作戦司令部」(中間報告)が移転するとしていた。  米軍再編では第1軍団の移転を前提に、陸上自衛隊の海外活動司令部である中央即応集団が朝霞駐屯地(東京都練馬区)からキャンプ座間へ12年度に移転する計画で、一部工事が始まっている。
【普天間飛行場のグアム移設、北沢防衛相「実現は困難」朝日12/9】  【グアム=石松恒】米領グアムを訪問中の北沢俊美防衛相は9日、与党の一部で出ている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の機能全体をグアムに移す案について「(現行の)日米合意からは大きく外れる話だ」と述べ、実現は困難との考えを示した。同行した記者団に語った。  現行の日米合意は、普天間の代替施設建設に伴い、沖縄駐留の海兵隊8千人がグアムに移転する取り決めだ。社民党や沖縄の一部首長は、新たな施設を造らずにグアムに移すことを検討すべきだと主張。鳩山由紀夫首相も4日、「すべて移設するということが米国の抑止力を考えた時、妥当かどうか検討する必要がある」と述べていた。  北沢氏はこうした動きに対し、「そのことを期待して何かをしようと思うと、頓挫するんじゃないかと思う」と語り、普天間の移設そのものが進まなくなるとの見通しを示した。普天間問題の解決の遅れが、世界的な米軍再編計画全体に大きな影響を与えるとの懸念も示した。  さらに北沢氏は、普天間問題を先送りし、海兵隊のグアム移転の先行実施を求める考えには「こっちだけ片づけて、こっちは後回しというのはなかなか難しい」と指摘。「とにかく早く解決し、事業を進めていきたいという気持ちにしっかり応えていく必要がある」と語った。  北沢氏はこの日、沖縄の海兵隊が移転する基地などを視察し、米軍高官から再編計画についての説明を受けた。

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