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来春から「18歳からの資本論」講座

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 「資本論」ブームであるが、その波に乗って、高知学習協が来春から月1回、12回シリーズで「講座」を開催する。本日は、プレ企画で愛媛大学で、貧困問題にも取り組んでいる丹下春喜さん(愛媛大准教授)が「社会を科学することの楽しさ」と題して講演。

 社会を科学すると「楽しい」だけでなく「怒りが生まれる」と・・“社会がどうなっているか、それがわかると、自分がどうするか、問われる。それが社会科学の特徴”と切り出し・・・ 
  まず常に現実を見据えてと、“自公政権を誕生はさせたが、反構造改革の成果にはまだいってない。民主には要求の羅列はあるが政策がない。そこで財界の猛烈な巻き返しがある。しかし、押し返されているわけでもない。あきらめず戦い続けることが大事”と・・ 新政権が生活保護母子加算復活にあまり乗り気でなかった状況を、院内集会などの努力で突破した例などをひきながら話しました。
最後に、資本論を学ぶ意義として、事実を知ることは大事。しかし、理解するには、理を解するというように、考え方の枠組み、法則性をつかむ、そういう訓練が必要。資本論は、思考の訓練の最適の書、また時代はかわっても利潤追求のあくなき魂の解明など普遍性を持つ”と・・・学び方として、科学の最先端の研究でも民主的な討議が力を発揮していることを紹介し、“仲間と共同で励ましあって学ぼう”と参加者にエールを送りました。

「資本論講座」
・月1回、日曜、12回、午後9時半~12時半
1/24 「資本論」とは
2/21 商品の価値とは
3/14 貨幣とは
4/25 貨幣と商品の流通
5/23 貨幣の資本への転化
6/13 剰余価値とは
7/25 「労働力」を売るとは
8/29 絶対的剰余価値の生産
9/26 不変資本と可変資本
10/31 生産力発展の歴史
11/28 資本の再生産
12/19 資本の蓄積

・受講料(一般)1万2千円 (青年)6千円
 原文にもとづく手作り解説書提供。講座は、講義1時間、グループ討議1時間、発表・交流、講師のまとめ30分の形式。欠席者には講義部分のCDを提供。

 連絡先は、高知学習会
 電話。ファックス 088―873-1642
 メール gakushukyo_kochi@mbp.nifty.com
 

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