防災ヘリ「りょうま」の威力
市内の建設中の高層マンション火事・・・ 20歳台の県外の若者が命を落とした。すぐに身元が判明しなかったことも加え、規制緩和による下請重層構造の深化など今日の貧困問題を改めて感じる。
その中で防災ヘリが18人を救助した。
訓練中に火事を発見して現場にむかったとのことだが、約1時間、救助にあたっており、シコルスキーS76B型という強力なヘリでなくては、あうはいかなかったのではないかという感想をもっている。
防災ヘリの運行は県消防防災航空隊による直営、機体は県が所有である。シコルスキーの飛行可能時間は他県が多く採用している国産小型機BK117の実質2倍近い。収容人数も倍ある。
他県なみのヘリでは、収容のために城北公園との間を4往復は必要であり、長時間のホバリングも加わり、救助が間にあったのか、救助作業が継続できたのか・・・ ぜひ検証をしてほしい。
防災ヘリとの連携で、高知医療センターが命を守る砦として不可欠の役割を果たしている。
医師を積んで運行される防災ヘリでの救急患者の搬入は年200件を超え、東西に海岸線が長く、急峻な地形の高知県にとって命綱の役割を果たしている。
救急患者が通報があると、高知龍馬空港からわずか3、4分で飛んできた県の消防防災ヘリ「りょうま」が医療センターの屋上ヘリポートで医師を乗せ、現場や地域の医療機関へ重症救急患者を迎えにいく。30分でほぼ県内全域をカバーしている。
ただ点検期間があり、出動できないときがある。
これまで、防災ヘリは、経費削減を理由に幾度か民間委託が検討されてきた。そうした方向でなく、ここは、「命の道」ということで道路建設が言われるが、防災ヘリをもう一機導入できる仕組みを作るほうがはるかに効率的で即効性があるとおもうが・・・
この機に、あらためて議論をしていただきたい。
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