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基地ノー 2万人集結 沖縄県民大会

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 7日の嘉手納町の統合案反対集会につつぎ、普天間基地の県内移転に反対する集会に2万人を超えて人々が結集した。この声を背景に新政権は堂々と交渉すべきだ
・「普天間」県内を拒否 沖縄の民意発信 琉球新報号外11/8
・普天間県内移設を拒否/県民大会「基地ノー」決議 沖縄タイムス速報11/8
・普天間県内移設反対で2万人集会 与党議員、市民ら撤回迫る 共同11/8

 そもそも日米安保の出発点は、冷戦構造下で、旧ソ連、中国を仮想敵として構築されたものだ。今の米軍再建計画は、ブッシュ政権の対テロ戦争という構想のもとでつくられたもの。軍事力による対テロ戦争そのものが破綻しており、根本からの検討が必要だ。東アジア共同体構想というなら、なおさらである。

こうした中で、基地被害が続いている
米軍関係車両でひき逃げか 沖縄、ガラス割れ毛髪付着 共同11/8

  【11.8県民大会決議文】
 私たちは、辺野古への新基地建設と県内移設に反対するために、本日ここに県民大会を開催し、老いも若きも世代を超えて結集しました。
 沖縄県は、先の大戦で地上戦の戦場とされ、戦後は米軍の銃剣とブルドーザーによって、豊かな県土が奪われ、米軍の占領下に置かれました。復帰後37年が経過しましたが、今なお、国土面積のわずか0・6%にすぎない小さな島に全国の米軍専用施設の75%が集中しています。米軍基地は県土の10.2%、本島の18.4%を
占め、米軍犯罪や墜落事故などによって県民生活が脅かされ、経済発展にも大きな影響を与えています。
 米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願いです。1995年には、10.21県民大会を開催し県民の意思を内外に発信しました。1997年12月の名護市民投票でも、新基地建設に反対する市民意思が明確に示されました。昨年7月には、県議会で、辺野古への新基地建設反対が決議されました。各種の世論調査でも、県民の圧
倒的多数が新基地建設反対です。普天間飛行場の辺野古への移設、新基地建設を米軍再編で合意し、それを強行してきた旧政権から、民主党中心の新政権に代わった今、あらためて、県民の新基地建設ノーの意思を明確に伝えるものです。
 辺野古海域は、沖縄県が自然環境保全に関する指針で評価ランクIに指定している県民の宝の海です。国の天然記念物であるジュゴンをはじめ希少生物をはぐくみ、新たなアオサンゴの群落が発見されるなど、世界にも類を見ない生物多様性の豊かな海域です。この間強行されてきた環境アセスに対する、県環境影響評価審査会の答申も実質「書き直し」を提起しました。辺野古への新基地建設は、貴重な自然環境を守る上でも許せるものではありません。
 ところが、10月に来日したゲーツ米国防長官は、鳩山首相、北沢防衛大臣と相次いで会談し、恫喝(どうかつ)とも思えるやり方で、辺野古への新基地建設を迫っています。オバマ米大統領との日米会談に向けて、新政権は、米側の圧力に屈せず、対等な日米交渉で、県民の声を堂々と主張すべきです。
 私たち沖縄県民は、全国の温かい支援にも支えられながら、この13年間、辺野古への新基地建設の杭(くい)1本打たせませんでした。世界一危険な普天間基地は1日も早く閉鎖し返還すべきです。私たちは、138万県民が、安心して暮らせる平和で安全な沖縄にするため、声を大にして主張します。小さな島・沖縄にこれ以上の基地はいりません。辺野古への新基地建設と県内移設に反対します!
  以上決議します。

  【大会スローガン】
1、日米両政府も認めた「世界で最も危険な普天間基地」の即時閉鎖・返還を求める。
2、返還後の跡地利用を促進するため、国の責任で、環境浄化、経済対策などを求める。
3、返還に伴う、地権者補償、基地従業員の雇用確保を国の責任で行うよう求める。
4、日米地位協定の抜本的改定を求める。
 2009年11月8日辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会

【普天間県内移設反対で2万人集会 与党議員、市民ら撤回迫る 共同11/8】  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設に反対する大規模な集会が8日、同市の海浜公園であり、県選出の与党国会議員や一般市民ら約2万1千人(主催者発表)が、移設方針の定まらない鳩山政権に対し、同県名護市辺野古への現行移設計画の撤回を訴えた。  沖縄の民意を踏まえて決着を図る意向の鳩山由紀夫首相や、米軍嘉手納基地への統合案を打ち出した岡田克也外相らの対応が注目される。県内移設を条件付きで容認している仲井真弘多知事(訪米中)は「政府が現実的な県外移設案を提示するのであれば、実現を強く願う」との立場だ。  集会では、地元の伊波洋一宜野湾市長が「戦後64年も続く米軍基地負担に終止符を打つ英断を首相に求めよう」とあいさつ。県議会の高嶺善伸議長は「辺野古の海を埋め立てて基地を造るのは、世界的な自然保護の動きに逆行する」と批判した。  集会のスローガンには普天間の即時閉鎖・返還と日米地位協定の改定を掲げたほか、基地返還後に「国の責任」で、跡地利用に必要な環境・経済対策などを求めた。  また「新政権は米側の圧力に屈せず、対等な日米交渉で県民の声を堂々と主張すべきだ」との決議を採択した。
米軍関係車両でひき逃げか 沖縄、ガラス割れ毛髪付着 共同11/8  沖縄県読谷村で男性が頭から血を流して死亡していた現場に近い自動車修理工場に、フロントガラスが割れた米軍関係者用のYナンバー車が持ち込まれていたことが分かり、沖縄県警は8日、ひき逃げ事件の可能性が高いとみて捜査を始めた。  フロントガラスには髪の毛が付着しており、県警は男性のものかどうか、週明けにDNA鑑定して調べる。  嘉手納署によると、7日午後5時15分ごろ、読谷村楚辺の道路沿いの雑木林で、あおむけに倒れていた遺体を通行人が発見し、110番した。身元は同居の親族による確認で、同村の無職外間政和さん(66)と判明。司法解剖の結果、頸椎骨折などが死因と分かった。  現場は同村役場から南西に約1キロで、住宅のまばらな場所。

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