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「仕分け」劇場終了

 ようやく「仕分け」劇場が終わった。前提となる国のあり方の基準がない、現場の声がない、仕分け人に小泉「改革」の推進論者、財務省が査定マニュアル・・・結局は、国会で時間をとった活発な議論の保障が必要(国会では官僚答弁禁止したら、事業の精査ができず、仕分けとの整合性がない。むしろ国会の形骸化が目的?)ということだ。
 各紙のまとめ的な記事の一覧。 
・事業仕分け 政治家が責任持って決定を 読売社説11/28
・事業仕分け:1.95兆円捻出し終了 449事業を検討 毎日11/28
・事業仕分け効果1兆6千億円 削減目標の半額 作業終了 朝日11/27 
・事業仕分け 1・6兆円超の財政効果 74事業に「廃止」判定  産経11/27
・予算編成、透明化に寄与=問われる政治判断-事業仕分け 時事11/27

 「成果」は1兆円台後半というところだが、復活なども多くあるだろう。
 また、その多くを占めるのは基金返納1兆円前後・・これって運用益で事業をする仕組みだから現金でなく国債とかに化けているのでは・・・国債を国に返す??? これは不明、疑問な点。 

 すでに、株価など、いろんな方面で影響がでているようだ・・・
・仕分け判定、企業を翻弄…成長戦略の提示必要 読売11/28
 
 ところで、この行政刷新会議の事務局長は、三位一体改革を主計官として支えた宮内豊氏。尾崎・高知県知事は、財務省の10年後輩にあたる。主計官補佐などを勤めている。
24日の記者会見で、地方の独自財源である交付税なども対象とされた事業仕分けを「突破力のあるやり方は有益ではないか」評価している。県民目線というより、気持ち「財務官僚」・・・が気になる。
 

【事業仕分け 政治家が責任持って決定を 読売社説11/28】
 予算の無駄を洗い出す行政刷新会議の事業仕分けが、9日間の作業日程を終えた。
 対象とした449事業の多くに廃止や縮減などの判定を下した。
 独立行政法人や公益法人が抱える基金に国庫返納を求めた分を加えると、ひねり出した成果は1・6兆円を超えた。
 目標の3兆円には届かなかったが、来年度予算に使える貴重な財源の一部にはなろう。
 しかし、インターネットで国の予算編成作業の一端を同時中継するという初の試みは、数多くの課題を残した。
 国会議員や民間有識者からなる仕分け人が、公開を意識してパフォーマンス的な言動を繰り返し、各府省の説明担当者を一方的にやり込める場面が相次いだのは見苦しかった。
 民間の仕分け人をどういう基準で選んだのか、それも不明なままだった。
 鳩山首相は、来年度以降も事業仕分けを続ける意向を表明している。そうであるなら、説明者側に十分な反論の機会を与え、仕分け人の選任基準を明確化するなど、運営方針の見直しが必要だ。
 仕分けの対象とされたテーマに疑問を呈する声も多かった。わずか1時間の議論では手に余る案件が幾つも含まれていたからだ。
 在日米軍に対する「思いやり予算」や対外援助、地方交付税、科学技術振興関連などだ。
 いずれも国の在り方、将来にかかわる問題で、簡単に答えが出るような話ではない。
 中でも、波紋を呼んだのは次世代スーパーコンピューターの開発予算を巡って、「事実上の凍結」という判定が出された件だ。
 ノーベル賞受賞者や経済界からは、「短期的な費用対効果ばかりをみる議論は、科学技術にはなじまない」「世界の先端技術開発競争で、日本が負けてしまう」といった強い批判が噴き出した。
 その通りだろう。長期的かつ国際的視点で、どんな分野に予算を重点配分していくか、という戦略的思考が、行政刷新会議に欠けていたのではないか。
 子供に読書を勧める事業を廃止としたのも遺憾である。
 誤った判定については今後、見直していかねばならない。
 そもそも、事業仕分けでの判定は、最終的なものではない。判断材料の一つにはなるが、縛られてはなるまい。今後の予算編成の中で、政治家が責任を持って扱いを決めるべきだ。

【事業仕分け:1.95兆円捻出し終了 449事業を検討 毎日11/28】 事業仕分けが終わり閉会式で感想を話す民主党の枝野幸男元政調会長(左)=東京都新宿区で2009年11月27日午後7時25分、内藤絵美撮影  政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は27日、予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」最終日の作業を行い、全9日間の日程を終えた。449事業(財務省所管の2事業を追加)を仕分けし、「廃止」、「予算計上見送り」、「予算縮減」を合わせた予算の削減額は約7500億円となった。これに、公益法人の基金の国庫返納などで捻出(ねんしゅつ)できる財源を加えると総額約1兆9500億円に達した。仕分けを行った作業グループは30日、同会議に結果を最終報告する。  政府は過去最大の95兆円に達した10年度概算要求について3兆円の圧縮を目指している。仕分けでめどをつけた1兆9500億円は目標の6割強にとどまるが、仕分け対象外の事業にも同一の基準を適用し、削減額の上積みを図る。  27日の仕分け作業では、一般家庭への省エネ性能の高い給湯器の普及を促進する「高効率給湯器導入補助金」(経済産業省、10年度概算要求額90億円)など8事業572億円を「廃止」、「見送り」と判定した。これまで査定側だった財務省の事業の仕分け作業も実施し、「公務員宿舎建設経費」(66億円)について、11年完成予定の朝霞宿舎(埼玉県朝霞市、総事業費105億円)の建設計画凍結を求めたほか、独立行政法人国立印刷局と同造幣局にも業務効率化と不要資産売却を求めた。  毎日新聞の集計では、9日間で「廃止」と判断したのは計71事業約1300億円で、「見送り」は19事業約1300億円。「予算縮減」のうち、削減幅を明記したものも含めると削減額は総額約7500億円となった。  さらに、国庫返納を求めた公益法人や独立行政法人、特殊法人の基金や積立金、特別会計の勘定などは30を上回り、実現した場合の返納額は1兆2000億円となる。しかし、財源として活用できるのは1回限りだ。  削減幅を明記しない予算縮減や見直しが多数を占める一方、前半の5日間で1件のみだった「要求通り」は、各省庁の巻き返しもあって後半4日間はやや増加し、「国際的な研究機関への拠出金」(環境省、3億円)など計15件となった。  事業仕分けは一般公開で行われたことで関心を呼び、9日間の傍聴者数は2万人弱、インターネット中継の1日の視聴者数は延べ34万人に達した。  鳩山首相は27日夕、記者団に対し「国民に予算が見える形になり、非常に頑張った結果になった。この国の貴重な財産を生かし切るような予算を作り上げたい」と述べた。
【事業仕分け効果1兆6千億円 削減目標の半額 作業終了 朝日11/27】   来年度予算要求の無駄を洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」は27日、9日間の全日程を終えた。朝日新聞の集計では、447事業のうち、必要性が乏しい事業などに「廃止」や「予算削減」を求めた結果、概算要求から約7400億円が削減可能とされた。公益法人や独立行政法人の基金のうち約8400億円を国庫へ返納するよう求めており、「仕分け効果」は総額で約1兆6千億円になった。  行政刷新会議は30日にも第4回会合を開き、結果を議長の鳩山由紀夫首相らに報告する。鳩山首相は、報告内容をできる限り尊重する方針だが、科学者から反発が出ている「次世代スーパーコンピューター」といった科学技術関連事業などで、仕分け結果を修正する可能性がある。  仕分けでは、「歴史的な使命を終えた」と判定された農林水産省の農道整備事業(168億円)など、50超の事業、約1300億円分が「廃止」とされた。約1600億円分の約20事業で来年度予算の「計上見送り」を判断。具体的な削減幅を示して「予算削減」を求めた70超の事業の削減可能額を合計すると、約4500億円に達した。  また、従来の財務省による予算査定で見過ごされてきた「天下り団体」の基金の無駄もあぶり出した。補助金を受けている公益法人や独立行政法人に、似通った目的の基金が乱立している実態などが明らかになり、約20基金について国への返納を求めた。  ただ、削減目標の「3兆円」には届かなかった。1回使えば無くなってしまう基金の返納分を合わせても、目標額の半額程度だ。来年度予算の概算要求は過去最大の95兆円。鳩山政権は刷新会議の方針を受けて、年末の政府案決定に向けて予算編成作業を本格化させる。予算編成では、仕分け対象外の類似事業にも仕分け結果を反映させる方針だが、マニフェスト(政権公約)実現のための財源確保は厳しい作業になる。  仕分け作業は一般に公開されたほか、インターネットでも同時中継され、情報公開を通じて「政権交代」を印象付けた。鳩山首相は27日夜、首相官邸で記者団に対し、「国民のみなさんに予算が見える形になった。やっぱり無駄はあるなということだ。やってよかった」と語った。仙谷由人行政刷新相は、来春にも再び事業仕分けを実施する意向だ。
【事業仕分け 1・6兆円超の財政効果 74事業に「廃止」判定  産経11/27】  政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の作業グループは27日、平成22年度予算の概算要求の無駄を削る事業仕分けを終えた。仕分け作業による財政効果は1兆6千億円超で、独立行政法人の基金や特別会計の剰余金など、いわゆる「埋蔵金」の国庫返納要求額が多くを占めた。政府は事業仕分けの結果を踏まえ、過去最大の95兆円台にふくらんだ概算要求から3兆円以上の削減を目指す。  鳩山首相は27日夕、首相官邸で記者団に対し、「国民に予算というものが見える形になった」と述べ、全面公開方式で行われた事業仕分けの成果を強調した。その上で、「(今後の予算編成では)政治的な判断というものが求められる」と強調した。  初の試みとなった仕分け作業には、効率重視のやり方や判定内容への批判がつきまとった。だが、予算編成過程を公開とし、既得権益の確保を前提せずに無駄を省く手法も初めてで、国民の高い関心と支持を集めた。刷新会議は今後、判定結果を実際にどう予算に反映させるかが課題だ。 仕分け作業の対象となったのは449事業。27日夕段階の集計では74事業を廃止、19事業の予算計上を見送り、132事業を予算縮減と判定した。  重複事業として、無償資金協力援助(ODA)が3分の1程度、学力テストは大幅な減額をそれぞれ求めた。事実上凍結と判定された次世代スーパーコンピューターはノーベル賞受賞者らの反発もあり、政府は予算計上の復活を検討中だ。
【予算編成、透明化に寄与=問われる政治判断-事業仕分け 時事11/27】 鳩山内閣が予算の無駄遣いを徹底排除するために導入した行政刷新会議の「事業仕分け」は、国民の目が届きにくかった予算編成作業への関心を高め、透明化に一定の役割を果たした。一方、仕分けメンバーの人選や対象事業の選定が不透明で、判定基準があいまいとの指摘もあり、課題も少なくない。初の試みとなった今回、対象となったのは約3000に上る国の事業のうちの440余り。仕分け人が所管省庁の担当者に必要性や効果を問いただし、納得のいく説明がないと容赦なく「廃止」や「縮減」などと判定する場面が、インターネット中継を通じ何回も国民の目にさらされた。  縦割り行政の下で複数の省が類似の事業を行っていた非効率な事例や、庶民感覚から懸け離れた職員の待遇なども次々と明らかになった。族議員の応援を得た各省が財務省相手に、水面下で予算の「ぶんどり合戦」を繰り広げていた自民党政権下では考えられなかったことで、政権交代を改めて国民に象徴付けたと言える。ただ、個々の事業の必要性について、1時間という短時間で判定を迫られたため、議論が粗雑だったり、問題点を掘り起こせなかったりしたままに終わったとの指摘も目立った。結果的に、「効率性」の観点から判定された事業がほとんどで、「財務省主導」との批判も招いた。次世代スーパーコンピューターの開発予算が事実上「凍結」と判定されたのが、その典型だ。  さらには、与党民主党の都合で、国民の代表である国会議員が当初7人しかメンバーに入らず、民間人の比重が増し、判定結果への正当性に疑問を投げ掛ける声が上がった。  仕分け結果を受けて、政府は2010年度予算案の策定作業を本格化させる。鳩山由紀夫首相は無駄を徹底して洗い出すのは当然だが、中長期的視点に立ち、すぐに効果は見えなくとも、必要な予算は確保するという政治判断も求められる。首相の指導力がいよいよ問われる。

【仕分け判定、企業を翻弄…成長戦略の提示必要 読売11/28】
 行政刷新会議の「事業仕分け」は、国民の注目を集めた一方、産業育成や科学技術振興にかかわる事業にも大なたが振るわれ、経済界には波紋が広がった。
 道路整備など公共事業に切り込んだ結果、地方経済をさらに落ち込ませる危険もはらんでいる。日本経済は急激な円高とデフレに見舞われており、「仕分け」の一方で、鳩山政権は早急に経済成長に向けた処方せんを示す必要がある。
 9日間にわたった仕分け作業の判定結果で、翻弄(ほんろう)される企業が相次いだ。
 中型ロケット「GXロケット」開発計画が「廃止」を求められたのに対し、計画に参加するIHIは「議論に用いた資料に誤情報がある」と指摘する反論文書を政府に提出した。結局、平野官房長官は26日の記者会見で誤りを認め、再検討する方針を表明した。しかし、この迷走の間にIHIは株価が1割以上も下落する事態に見舞われた。
 過疎地などへの携帯電話エリア整備事業は、緊急性や採算性の観点から「削減」とされ、「民間が自己負担で行うべきだ」とされた。ある通信会社は「携帯電話はもはや社会インフラだ。補助がなければ私企業として取り組む限界もある」とため息をつく。
 「コンクリートから人へ」とのかけ声で、農林水産省の農道整備事業など自民党政権が権力基盤としてきた公共事業にも切り込んだが、「地方の景気や雇用には確実にマイナスになる」との声もある。
 三菱UFJ証券景気循環研究所の嶋中雄二所長は今回の事業仕分けについて、「明確な成長戦略を持たないまま、企業の負担増につながる予算削減だけに政権が没頭した」と指摘している。

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Comments

子供に読書を勧める!? そんなの大きなお世話! だいたい何か成果があったのでしょうか? それに科学研究だってNECと日立は撤退してるのですよ。何故撤退したか精査してみては如何ですか? 私は科学者たちの訴えに説得力を全然感じませんでしたし、あんな傲慢な態度ではお金を使わせたいとは思えない。

共産党さんは文句ばかり垂れてないで、今からでも連立に参加して国民の為に仕事をなされたら如何ですか? 外から何を言ったって共産党さんの主張は何一つ通らないのですから。

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