定額給付金、未支給186万世帯・・・貧困ゆえでは?
定額給付金の未支給が「186世帯、302億円」・・・「いらないの?」と産経が報じている。明確な意志があって拒否している人もいるだろうか、多くは、住民票もそのままに転々と派遣労働で移動している人、もはや行政の通知を見る気力もなくほど追いつめられた人ではないか。申請率が低いのは、東京、愛知、神奈川・・
いらないの? 定額給付金、186万世帯、302億円が未支給 産経10/30
減免などの制度の多くは申請主義になっている。権利とは与えられるものではない、という根本精神は是としつつ、日頃の活動で実感しているのは、その権利主張には、ある程度の生活の余裕、一定の学力がないとなかなか対応が難しいということである。
目の前の生活においつめられた人は、今ある制度すら活用できてない、ということが多々ある。
地域のコミュニティが残っている秋田、島根で申請率が高く、都市で低い・・・結局、もっとも困っている人ほど・・申請できてないのでは、と感じる。、それは、社会的排除ではないか・・・
おそらく「子育て手当」についても、貧困層ほど、こぼれおちる人がでるのでは・・と危惧する。
【いらないの? 定額給付金、186万世帯、302億円が未支給 産経10/30】 定額給付金を受け取っていない世帯は今月26日時点で186万世帯あり、未支給額は302億円に上ることが総務省の調査で30日、分かった。 給付金の申請期限は受け付け開始から6カ月間で、全体の97・6%の1752市区町村が受け付けを終了した。11月20日までにすべての自治体が期限を迎える。 給付対象の全国5473万世帯のうち、受け取った世帯は96・6%で、前回調査(9月28日時点)より1・7ポイント上昇した。支給した総額は1兆9268億円だった。 全国1795市区町村のうち、長崎県西海市など43市町村は全世帯への支給を終了している。都道府県別の支給済み世帯の割合では新潟、秋田が99・1%で最も高く、島根の99・0%などが続いた。低いのは東京の94・3%、愛知の94・8%、神奈川の94・9%など。
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