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プルサーマルは「愚かな技術」 科学者会議

日本科学者会議 エネルギー・原子力問題研究委員会の申し入れは、原発絶対反対という立場からでなく、有効性に乏しく、処分に困る大量のプルトニウムを生み出す「プルサーマル」の問題点に絞って稚拙で愚かな技術であることを明らかにしている。
日本各地の原子力発電所へのプルサーマル導入に反対する(申し入れ)10/9
 四国でもお隣の愛媛・伊方原発で来年1月以降に実施が予定されている。
 九電 きょうからMOX燃料装填 国内初 プルサーマル始動 10/15 フジサンケイ・ビジネスアイ
原発の議論も平行しながらも、まずプルサーマルの実施を許さないという点で、運動の力となる。

 以下、申し入れのポイントを自分なりに整理すると・・・

・ プルトニウムは、半減期2万4110年、強いα線を出す(ウラン238の約20万倍)。よほどの大きなメリットが無ければ利用すべきでない。
・本命の利用技術であった高速増殖炉は、原理的には従来の100倍近いウラン資源の有効活用が可能で、安全性さえ確保できれば十分魅力的な技術といえる。
・プルサーマルによる増加分は10~20%程度とメリットはきわめて小さい。燃料の加工費も高い。
・フルサーマルは、燃えない成分を多く含むプルトニウムが生成。これは利用も廃棄もできない、物質管理上きわめて厄介な存在。更なる困難を生じることは明白。

 などを指摘し、
 国の核燃料政策として、「使用済み燃料の全量再処理」「諸外国から核武装を疑われないために、生成したプルトニウムの全量利用」などの方針があるが、前者は、技術的現実から見て既に破綻しており、後者は政治問題の「つけ」を科学技術にまわす奇妙な政策で、核武装を疑われたくなければ国際社会で先頭に立って核廃絶のために奮闘すべきである。

 とし、プルサーマルという技術体系は「愚かな技術」であり、凍結し、核燃料サイクル全体について、国民的合意を形成することこそ先決としている。

【九電 きょうからMOX燃料装填 国内初 プルサーマル始動 10/15 フジサンケイ・ビジネスアイ】  九州電力は14日、定期点検中の玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で計画している国内初のプルサーマル発電に向け、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を原子炉内に装填(そうてん)する作業を15日午前から行うと発表した。  玄海原発3号機は11月上旬に試運転に入り、順調に進めば12月上旬にも通常運転に復帰する。実施されれば国内初のプルサーマル発電が始動することになる。  九電は当初、今月3日から装填作業を開始し、11月中旬に通常運転を行う予定だったが、今月1日に佐賀県議会の反発を受けて日程を白紙撤回していた。県や県議会に改めて安全面などを説明し理解を得たことから、スケジュールを再調整した。  プルサーマル発電は、使用済み核燃料に含まれる約1%のプルトニウムを再処理して取り出し、MOX燃料に加工して再び原発で燃やす方式。  資源小国、日本にとって、ウラン資源の効率利用につながるほか、放射性廃棄物を減らせるメリットがあると期待されている。  2番目は四国電力伊方原発で、来年1月以降の定期検査でMOX燃料を装填するほか、中部電力浜岡原発4号機でも来年夏以降始まる見通しだ。

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